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お恥ずかしい話ですが、お尻に吹出物ができてしまいました。
いきなり汚い話でごめんなさい。
お尻のお肉の、ほっぺたみたいな部分です。
お尻の穴から右へ4〜5cmのところです。
最初はちょっとしたニキビ(?)みたいなものだったんですが、イスに座ると、ちょうどぶつかって痛かったんです。
それは我慢できたんですが、やはり場所が悪いのか、座って潰れたりしているうちに最初より少し大きくなってきた感じでした。
バンドエイドを貼っていたりしたんですが、この際、ひどくならないうちに病院で塗り薬でももらってこようと思い、近所の病院の皮膚科へ行きました。
(たかが吹出物ぐらいのために)
とも思わないではありませんでしたが、職場でイスに座るたびにいちいち気にかかるのもわずらわしかったのです。
この病院は大きくありませんが、いちおう内科や小児科等もあります。
ここの皮膚科を訪れるのは初めてですが、以前に風邪を引いたときに行ったこともある病院でした。
前日に上司の了解を得て、この日は病院に寄ってから出勤することになっていました。
さすがに『お尻の吹出物が』とは言いづらく、風邪気味ということにしてあります。
出勤前にちょっと寄るだけですから仕事用のスーツ姿で病院に行きました。
総合受付(?)をすませ、皮膚科の診察室の前の待合室スペースに行きます。
そこの窓口のようなところの男の子に診察カード(カルテ?)みたいなものを渡しました。
診察開始時間ちょうどに行ったのに、すでに多くの人が待合室のイスに座っていました。
満席状態の混雑ぶりに驚きました。
このぶんでは、それなりに待たされることも覚悟しなければならなさそうです。
わりと年齢の高い方、あるいは小さな子供を連れた親子連れの方が多く、私ぐらいの年齢の女性はいませんでした。
やることもありませんので、座って『ぼーっ』と待っていました。
入口(?)の向うには、診察室が2つあるようです。
おそらく2人のお医者さんがそれぞれ診察しているのでしょう。
ときどき、入口から女性の看護師さんが出てきて、
「○○さーん、○○××さーん」
と患者さんを呼んで招き入れます。
その他にも、もう1人男の子が出たり入ったり、動き回っています。
この男の子と、さっきの窓口の男の子は、共に薄いピンク色の制服(?)を着ており、胸に『実習生』というバッジをつけています。
看護師? 事務? 私にはよくわかりませんが、見習いとして医療現場で勉強している人たちなのでしょう。
2人で上手く連携をとって、互いにポジションを交代しながら、忙しそうに働いています。
女性の看護師さんは、30歳ぐらいでしょうか。
こう言っては失礼ですが、メイクのせいもあるのか性格がキツそうな印象です。
眉が細く、つりあがったようなメイクをしています。
大げさに言うと『カマキリ顔』メイクです。
一見、意地悪そうな印象を与えてしまう顔つきです。
(この人、メイクでかなり損してるなぁ。。。)
暇を持て余して、そんな余計なことを考えていました。
ときどき、診察を終えた患者さんが出てきて、入れ違いにまた次の患者さんが呼ばれて診察室に入っていきます。
(困ったわ、だいぶ時間かかっちゃいそうね。。。)
了解を得てあるとはいっても、やはりあまり大幅に遅刻するのもはばかれます。
単に、私の見込みが甘かっただけですので自分が悪いのですが・・・
1時間以上も待ったでしょうか。
私は内心かなり焦ってきていました。
正直なところ、こんなに待つことになるとは思っていなかったのです。
(会社に電話を入れに行こうかしら)
とも思いましたが、そんなときに限って、席を外したときに自分の番がまわってきそうな気もします。
そんな、そわそわした気分になっていたとき、次の患者さんが呼ばれました。
おじいさんが診察室に入っていきます。
私は、気がつきました。
この人は、私の後に来て、窓口に診察カードを出したおじいさんに間違いありません。
(とばされた)
焦っていた私は、短絡的にそう思い込んでしまいました。
ちょうど横を通りすぎようとしていたあのカマキリ看護婦さんに、
「すみません、私とばされてませんか?」
何も考えず、そう尋ねてしまっていました。
カマキリさんは、『きっ』とした表情で、
「順番にお呼びしますから」
忙しそうに私に言い放ちました。
言われたとたんに、私は反省の気持ちになりました。
担当医の違いや、都合によって、ひとりふたり順番が入れ替ることはあって当然です。
よく考えもせず、軽率にそんなことを聞いてしまった自分の思慮の足りなさを恥ずかしく思いました。
と同時に、カマキリさんの睨みつけるような目と、イライラした口調が印象的でした。
(申し訳ないことをしちゃったわ。。。)
素直にそう思いました。
実際、次に呼ばれたのは私でした。
「○○さん、○○恭子さーん」
カマキリさんに呼ばれ、私は席を立ちました。
彼女は、感情のこもらない冷たい目で見ています。
恐縮するような気持ちで案内された右側の診察室に入りました。
中に入り、お医者さんに挨拶しました。
「よろしくお願いします」
脱いだジャケットとバッグをカゴ(?)に載せます。
お医者さんは初老の男性で、落ち着いた感じの先生でした。
私を丸イスに座らせて、
「どうしました?」
と聞きました。
裏のほうからまわって入ってきたカマキリさんが、先生の背後に立っています。
私は症状を話しました。
先生は、
「では見てみましょう」
と言い、机に向かってカルテ(?)を記入しはじめました。
カマキリさんの指示で、私はスカートを捲り上げ、ストッキングとパンティを太腿まで下ろした状態で、うつぶせにベッドに寝かされました。
お尻を出したまま横たわります。
先生に診察されました。
あたりまえのことですが、男性とはいえ、先生は全くいやらしさを感じさせません。
むしろ、わたしのお尻を見下ろしているカマキリさんの視線に恥ずかしさを感じました。
私の勝手な思い込みにちがいないのですが、さっきのイメージが残っていますので、どうしても意地悪そうに見えてしまいます。
結論として吹出物については、ちょっと化膿している程度で特にどうということもなく、抗生剤と塗り薬を出してくださると、先生から説明がありました。
先生は、カマキリさんに対して、
「(たぶん薬の名前です)を塗布して、ガーゼを当てておいて」
早口でよくわからなかったのですが、そんな感じの指示を出していました。
指示が終わると、また机に向かってカルテかなにかの書き物(?)を始めました。
(そういうのってお医者様でなくてこのカマキリさんがやるの?)
と思いましたが、先生はこちらのベッドには背中を向けて、『自分の仕事は果たしたのでもう興味なし』といった風情です。
指示を受けたカマキリさんは、裏のほうへ行ってしまいました。
(薬でも取りに行ったのかしら。。。)
と思いました。
『出勤用の服装で、お尻を出してベッドに横たわっている』、なんだか情けない姿です。
そんなことを思っているうちに、すぐカマキリさんが戻ってきました。
脇にさっきの男の子たち、2人の実習生君を従えています。
(え?)
私は、戸惑いました。
彼らの前で、私のお尻は無防備に晒されています。
カマキリさんは処置(?)を実習生君たちに見学させるつもりのようです。
でも私は、23歳の女の子です。
ベテランの医師はともかく、こんなに若い男の子たちにお尻の吹出物の処置を見られるのは恥ずかしいのです。
偉そうなことを言うつもりはありませんが、患者は物ではなく、感情を持った一人の人間です。
彼らにとっては、学びの場なのかもしれませんが、こっちにしてみればそんなことは関係ありません。
少なくとも、若い女性が患者の場合は、もう少し配慮があってもいいように思いました。
そんな非難の意味もこめて、カマキリさんの顔を見上げました。
カマキリさんは、『そんなことは意に介さず』といった無表情です。
まさかさっきの仕返しというわけではないでしょう。
彼女は普通に業務をこなしているに過ぎないのでしょうが、なんだかその冷酷そうな目を見て、私は萎縮してしまいました。
矛盾したような話ですが、気持ちが萎縮することによって、自分がとても弱い女に思えてきて、『無抵抗の状態の弱い私が、何人もの前でお尻を出している』という、このシチュエーションに妙に興奮してきました。
このあたりの感情の変化は、私自身も上手に文章で表現できなくて申し訳ないのですが、最初の非難めいた気分とはうってかわって、突然訪れてきた『男の子たちに見られてしまう』という機会に胸がときめくような思いすら感じ始めていました。
カマキリさんは、ボトルのような容器から何か液体のようなものを『ピュッ、ピュッ』と、私のお尻の吹出物にかけました。
すぐにガーゼのようなもので拭き取られます。
液体がお尻の割れ目を伝って、お尻の穴のほうにも垂れてきてしまっていました。
カマキリさんは『すっ』と私のお尻の割れ目を開き、液体を拭いました。
お尻の穴が広がります。
実習生君たちは黙ってそれを見学しています。
冷静に考えれば、私が勝手に自意識過剰になっているだけなのですが、どうしようもなく興奮してきます。
彼らが観察している吹出物のすぐ横に、私がう○ちを出すための汚い穴があるのですから・・・
医療に従事する人にとっては特に意識するようなことではないのだとしても、彼らに、私という女の子の性器と肛門が見えてしまっているという事実は間違いありません。
私は、患者として表情こそ平然としています。
でも、『男の子たちの前で、意地悪な看護婦さんにお尻を広げられてしまったかわいそうな女の子』、勝手にそんな自虐的なイメージを膨らませて、ひとり興奮していました。
ここが病院だからでしょうか?興奮はしても、不思議と羞恥心はおこりません。
カマキリさんは、次に、薬(?)をつけた脱脂綿(?)のようなものをピンセットで挟み、吹出物に直接『とん、とん』とあてました。
そして小さなガーゼのようなものを吹出物にかぶせ、テープで留めました。
「はい、いいですよ。服を着てください」
彼女はそう言い残して、また裏の方へ消えていきました。
私は、内心、
(もう終わりなの?)
そんな気分でした。
実習生君たちはまだ私の後方にいます。
先生は机に向かったままです。
無防備状態の私のお尻は、まだ彼らの視界の中にあるはずです。
(今、この瞬間なら・・・!!)
私は、衣服を直すために、ベッドに横たわった状態から体を起こします。
この瞬間に思いのすべてを賭けます。
『体を起こす』その動作の流れの過程の中で、一瞬、四つん這いの姿勢になりました。
本当に一瞬ですが、背中をそらし、彼らのほうにお尻を突き出し、お尻の穴を晒します。
肛門を見せつけます。
(ほらぁ、女性患者のお尻の穴が見えてるわよ!)
(いやん、恥ずかしい)
ここでまだ下着を直さず、お尻をだしたそのままで、開脚するかのように左足だけをベッドの下に伸ばし、靴に突っ込みました。
無理な体勢に、両方のお尻のお肉が強引に両側に開きます。
(ああ、すごい格好。。。)
肛門のしわが引きつるように伸び、性器が歪みます。
太腿のところにあるパンティとストッキングが伸びきって傷んでしまいそうです。
次いで右足も降ろして靴をはきました。
後ろ髪を引かれる思いで、ここで初めて、最後にパンティをずり上げました。
ストッキングを直しながら彼らのほうを見ると、『すっ』と目線を外されました。
文章にすると長くなりますが、カマキリさんの処置はせいぜい1分ぐらいですし、私が体を起こしてパンティを直すまでは10秒ぐらいのものです。
それでも私は、予定外に恥部を見られたという満足感がありました。
心地よい羞恥心(変な表現ですね)でした。
スカートを直し、先生に「ありがとうございました」と声をかけ、診察室から出ます。
再び窓口の前を通るとき、さっきの実習生君のひとりが私を見ていました。
「お大事に」
声をかけられました。
私は、ちょっとだけ複雑な気持ちになりましたが、『にこっ』と微笑みかけながら軽く会釈しました。
会計に向かいながら、心の中でカマキリさんの配慮のなさに感謝しました。
(PS)
自分の記憶をたどってなるべく正確に書いたつもりですが、私は医療方面に知識がないものですから、医療用具(?)の名称などについては正確なところはよくわかりません。
間違って書いている部分がありましたらごめんなさい。
あと、おかげさま(?)で、今日では吹出物はきれいに治っています。
大した内容でもないのに長くなってすみません。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
---END---