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(原文:A子)
俺がMに目覚めた原因は小学生時代の体験にあると思う。
A子という同級生の家で、俺とA子、そしてA子の妹の3人で遊んでいたとき、ふいに妹が「すごろくやろう」と自作のすごろくを持ってきた。
ノートの切れ端に鉛筆で書いたようなやつだ。
「いいよ」とよく確かめもせず始めたのはいいが、内容は罰ゲーム満載の、いかにも小学生が考えたようなエロ要求すごろくだった。
特に男の俺にだけ不利な命令が書いてあった。
例えば『ちんちんを見せる』だと、A子と妹の2人が止まっても、「あたしらちんちんないし」で何も起こらず、俺の場合だけパンツ脱いで畳むところまで要求される。
この段階でいい気はしなかったけど、A子と妹は腹を抱えて笑ってるし、2人が喜んでるならまぁいいかと思って我慢してた。
ところがあんまり笑うもんだから何事かとA子の母親が部屋に入ってきて場が凍りついた。
男の俺は下半身裸、それを娘2人が指差して笑っている。
どう見ても俺をいじめていたようにしか見えない状況に怒った母親が、その場でA子と妹の尻をひん剥いて、バチバチ叩いて俺に謝ってきた。
呆気にとられて見ることしか出来ない俺。
妹は大泣き。
A子は叩かれながら「違うの、違うの」とくり返していた。
しかし、母親に言い訳のできない状況を見られている。
尻を叩かれる姿を、よりによって俺なんかに見られるのも仕方のないことだと諦めたようだった。
しかし、ここで俺は最大のミスを犯した。
勃ってしまったのである。
どこで興奮したのかは自分でもわからない。
意識しなくても勃ってしまうことだってあるのだが、A子の母親はそんな風に考えてくれなかった。
尻を叩いていた手を止め、「ちょっとおいで」と俺を呼んだ。
「あなたがやろうって言ったの?」
俺は絶句した。
“うちの娘がこんなことするはずない”という気持ちもあったのだろうが、まさか犯人扱いされるとは思わなかった。
何も言えずにいると、これ幸いとA子が「そうだよ」と便乗してきた。
すごろくがどう見ても妹の文字であることから、「俺が妹に書かせた」とまで言ってのけたのだ。
「2人に謝りなさい」
下半身裸のまま土下座のような形で謝罪させられる俺。
その頃には妹もちゃっかり泣き止んでいて、母親に対して、「◯◯(俺)の尻も叩いて」と要求する始末。
最終的には俺のほうが、「お尻を叩いてください」とお願いさせられてしまった。
床に両肘をつき、尻を上げる。
さっきまで土下座をしていたせいで、その姿勢をとるのは簡単だった。
おそらく尻の穴まで周りに見えていたと思う。
A子と妹は吹き出すのをこらえているし、母親も怒りというよりは娘2人の冤罪を晴らすためのショーみたいな感覚だった。
「さぁ、今からお尻を叩きますよ」
まるで絵本でも読んでやるような口ぶりでA子の母親は俺の尻をバチバチと叩いていた。
A子や妹は話しかけてこそこなかったが、顔の正面にまわって俺の表情を窺っていたり、勃起した性器がどうなっているかなど、興味深そうに近づいてニヤニヤ笑って見るという時間が続いた。
さらに俺はA子と妹の冤罪を黙って見ていたことになっているため、俺は叩かれたA子のぶんと妹のぶん、それに自分の罪も加算されて3倍の尻叩きということになった。
回数は決まっておらず、A子と妹、母親の3人が許すまでと言われたので3倍というのもアテにはならないが、とにかく2人の目の前で、母親から尻を叩かれ続けた。
しかし最初はキャッキャと笑っていた2人も、途中で飽きたのか、「終わったら教えて」と罰を母親任せにして雑談をはじめてしまい、俺もようやく「もうしないでね」と言われ許された。
尻の感覚はほとんどなく、びりびりと痺れてただ熱いという感じ。
2人にはめられた形になるのだが、不思議と騙されたとか嘘をつかれた怒りはなく、さっきまで勃っていた影響で脳が快感と錯覚したのだろうか、尻を叩いてもらえたことへの悦びみたいなものが体中を走っていく気さえした。
A子に「ごめん」と言われただけで、「いいよ」と許してしまったのもそのせいだろう。
この一件で、俺はすっかり尻叩きの虜になった。
---END---