禁断と背徳の体験告白
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女友達と妻[第45話]|寝取り・寝取られ

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女友達と妻[第45話]

読了目安 4分04秒

[作品No 45] 2024/ 2/29(Thu)
それに今日だって、友人と会っているというのは嘘で、やはり竹井と密会しているのかも知れないのです。

疑いだすと切りがありません。私はすっかり疲れてしましました。

その日は結局仕事はほとんど手につかず、終業時間になりました。私は川崎と連れ立ってオフィスを出ました。

「私の知ってる店でいいですか?」
「お任せします」
「あんまり綺麗なところでやないですが、客が少ないので落ち着いて話が出来ますよ」

川崎は私が何か込み入った相談があることに気づいているようです。私は頷き、川崎の後に続きました。

着いたのは小料理屋と居酒屋の中間のような店です。暖簾をくぐると中年女の「いらっしゃい」という声がします。時間が早いせいか2人ほどの客がカウンターにいるだけで、店の中は閑散としていました。

「あら、川崎さん、久しぶりやねえ」
「二階の座敷、空いてる?」
「空いてるよ、どうぞ」

狭くて急な階段を上ると、小さな個室が3つほどありました。川崎は一番奥の部屋に入ります。

「なんか考え事をしたいときや、人に聞かれとうない話をするときはようここに来るんです。あんまりはやってませんからねえ」

席に着いた川崎はそういいます。お絞りを持って部屋に入ってきた女将が「はやってなくて悪かったわねえ」と声をかけます。

「あれ、聞いてたんか。女将」
「川崎さんの声は大きいからねえ。下まで聞こえますよ」
「そりゃまずいな……今日は込み入った話があるんやが」
「冗談です。ここの声は少々のことでは外へは聞こえませんよ。心配しないでください」

女将は笑いながら注文を聞き、階段を下りていきました。

私と川崎はしばらくの間ビールや酒を飲みながら、会社の話をしていました。だいぶ杯を重ねたところで川崎が切り出しました。

「それで専務、悩み事は何でっか? 女でっか?」

私はどきりとしました。

「どうしてそれを……」
「単なる当てずっぽうです。専務が仕事の相談を僕にするとは思えんし、真面目やから金の相談でもない。そうすると女の悩み事しかないかなと思いまして」

私は目の前のグラスに半分以上入っている日本酒を一気に飲み干しました。

「実は……」
「あ、先にお代わりをもらときましょ。おーい、女将」

川崎は襖を開けて階下の女将を呼びます。

「酒のお代わりや。僕と連れに日本酒、同じのを持ってきて」

女将は一升瓶を抱えてくると、グラスと枡からこぼれんばかりに酒を注ぎ、降りていきました。

「さあ、準備万端や。聞かせてもらいましょ」

川崎はグラスの酒を一口すすると、にっこり笑いました。


私の長い話の間、川崎は一度も口をはさまず、時々酒をすすり頷きながら聞いていました。私が話し終わると川崎は腕を組んでしばらく考えていたようですが、やがて口を開きました。

「専務は仕事はよう出来ますが、女のことについてはさっぱりでんなあ」
「え?」

川崎の言葉に私は意表を突かれました。

「どういう意味ですか?」
「どういう意味て……専務はそもそもどうして15年近く連れ添った奥さんのことを信じんと、その玲子ていう女の言うことを信じるんですか?」
「それは……」

酒の勢いもあって川崎にはこの数ヶ月の間に私たち夫婦の間に起こったことについて詳細に話をしましたが、川崎は妻が登場するビデオやCD−Rを観たわけではありません。私はこの眼で妻の裏切りを観たからこそ妻を信じられないのです。そう説明すると川崎は苦笑して首をひねりました。

「奥さんかて生身の人間ですからね。気持ちええことをされたらそれなりの反応はしますよ。しかしそこに強制があったのかもしれないんでしょ?」
「それはそうですが……」
「玲子とかいう女がどうも怪しいですね。すべての黒幕はそいつやないですか?」

---続く---
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