禁断と背徳の体験告白
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連載作品(体験告白)

太く硬い凶器[第34話(完)]|人妻・不倫・浮気

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太く硬い凶器[第34話(完)]

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[作品No 34] 2023/ 7/26(Wed)
披露パーティーは仲人も無く、一部の社内の者と少しの友人、あとは濃い身内だけの、あまり派手ではない物でしたが、私も直属の部下という事で招待されていました。
当然私などのスピーチは無かったので、司会の方に簡単な祝辞と歌を歌わせて欲しいと言いに行き、ワインを飲みながら出番を待っていると、暫らくして私の名前が紹介され、前に出てマイクを外して持ち、課長に方に近付きながら。
「課長。本日は真におめでとうございます。と言いたい所だが、人の家庭を無茶苦茶にしておいて、自分は幸せになるつもりか?俺の妻は二度までもお前にいい様にされて、今、心療内科に掛かっている。それでも懲りずに、また誘う為にマンションはそのまま借りておくだと。ふざけるのもいい加減にしろ。もう妻はかなり良くなったから、お前の所なんかには二度と行かない。」
課長を含め、みんな呆気にとられて、止めにも来ないで立ち尽くしていました。
「それに、新年会で社長の事を親ばかだとか、お嬢さんの事を、何も出来ない我がまま娘と言っていたが失礼だろ。そんな事が言えるのか?お前はその社長から貰ったお金で慰謝料を払ったんだろ?自分のした事の後始末ぐらい自分の力でしたらどうだ。」
私は胸ポケットから百万円を出して課長に投げつけ、反対のポケットから、コピーしてきた10枚の詫び状を出してばら撒きました。
私はまだ言いたい事が有ったのですが、やっと我に返った部長に腕を引かれ、お嬢さんの泣き声を聞きながら会場を出ました。
会場の外で部長は、私の肩を何度も叩きながら。
「後の事は任せておけ。」
会場の中に戻っていく部長を見ていて、何故か涙が溢れました。
この縁談は破談になり、課長も会社を辞めて、私を名誉毀損で訴える事も無く、その後どうしているのか分かりません。
一度課長のマンションを覗きに行ったのですが、もう表札も有りませんでした。
当然、私も会社を辞めて、今は部長に紹介して貰った会社に勤めています。
ここは主に中国製品を扱っている、20人ほどの小さな会社ですが、私が中国の担当だった事で、あるポストを用意して迎え入れてくれました。
給料は可也減ったのですが、小さいだけ有って、今迄の様に守りではなく攻めている分、充実感が有ります。
家のローンや子供達の将来を考え、給料が減った分、4ヶ月前より妻が事務のパートに行き出しました。
男が多い職場なので気になりましたが、このご時世、結婚以来仕事をしていない妻が、働く所が有っただけでも奇跡に近く、贅沢は言っていられません。
妻は未だに、その日の事を何でも詳しく話してくれます。
先日も“○○さんに食事を誘われたけれど、主人以外の男の人と食事しても美味しくないし、楽しくないからと言ったら、それから一切誘って来なくなった。”と笑っていました。
私はお守りを持っている事も有って、妻を疑わない事にしました。
今思うと、あの頃は出張先でも、家庭の事は気になっていましたが、妻の顔を思い出した事は、無かったような気がします。
妻が思っていた様に、妻の事を、空気の様な存在に思っていたのかもしれません。
同じ様に愛し合ってはいても、妻を裏切ったことの無い私より、私を裏切った妻の方が、私の事を愛していて、必要としていた様な気がします。
普段の生活も、あれ以来変わらず、妻は甲斐甲斐しく私の面倒を看てくれ、夜の生活も、縛ったりはしませんが、完全にSとMの関係です。
最近ではこういう関係に満足していて、あんな事が無かったらこういう関係になれなかったし、妻への愛も再確認出来なかったと思います。
また妻に何か有りましたら、ここに書かせて頂きますが、もうここに書く事は永久に無いと信じています。
甘いかな?

---完---
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