禁断と背徳の体験告白
前の画面 総合トップ 閲覧履歴
連載作品(体験告白)

変身[第18話]|人妻・不倫・浮気

お気に入りお気に入り登録済み

←前の作品  目次  次の作品→
    文字サイズ---
  • LL
  • L
  • M
変身[第18話]

読了目安 3分57秒

[作品No 18] 2022/12/ 7(Wed)
結局私には勇気がないのです。妻を失いたくない、今の幸せを壊したくないのです。とっくに失っているかもしれない、壊れているのかもしれないということを認めたくないのです。

妻が何か私に話しかけています。そんなことをぼうっと考えていた私は妻の言葉が聞き取れません。
「……それで……申し訳ないのですが」
妻がすまなそうな顔付きで私に謝っています。私と別れたい、男と一緒になりたいと頼んでいるのでしょうか。私の心臓がビクンと跳ね上がりました。
「何だって? 何が申し訳ないんだ」
「あら、聞いていなかったんですか」
妻が大きな目を丸くします。
「あなたは時々上の空になるんだから……××(妻の実家の姓です)の父が急に明日から一時帰宅出来ることになったので、しばらく帰らせていただきたいんです」
「え?」
「母は一人で大丈夫だというのですが、やはり看病でだいぶ疲れているようで……食事やおトイレの世話も大変で……」

妻の父はしばらく前から入退院を繰り返していました。正月には帰宅出来るはずが急に容態が悪化し、年末年始は病院で過ごすことになったのです。
それがここ数日でだいぶ回復し、急に帰れることになったようです。義父はこれが自分の家で過ごせる最後の正月かもしれない(といってももう1月の8日ですが)と気弱になっているようです。
私も義父には随分世話になっており、妻からそう言われると帰るなとは言えません。また、そう言う事情ならなおさら今日、修羅場を演じる訳には行かなくなって来ます。
ひょっとして妻は私が何か気づいたことを察知し、義父の病気を理由に先手を打って来たのかも知れません。そこまで妻が腐ったとは思いたくないのですが、裏切りの証拠を見せつけられた私はそんなふうにも考えてしまいます。
「いいよ、帰っておいで」
「ありがとうございます」
妻はパッと表情を輝かせます。
「いつまで帰るの?」
「勝手を言って申し訳ないのですが……水曜日まで……」
「わかった」
明日は日曜日、明後日(11日)の月曜日は祝日です。その間ゆっくり今後のことを考える時間は取れます。
私は今後妻に対してどのように対応するにしても、とにかく妻のことは全部知っておきたいと思いました。特に先月の温泉旅行。出発から野外露出プレイまで演じた妻が、旅館でどのような痴態を演じたのか、知らないままではいられないのです。私は明日と明後日で残りのビデオや写真をすべてチェックするつもりでした。
「今日も留守番をさせたのに、また不自由をさせてすみません」
そんな気遣いを今までは妻の優しさからくるものだと思っていたのですが、今は素直には受け取れません。愚かな私を腹の底で笑っているのではないかと思ってしまうのです。

私はいきなり立ち上がり、珈琲を飲み終えた妻の肩に手をかけます。
「どうしたの?」
怪訝そうな表情を向ける妻の唇をいきなりふさぎます。かすかにチーズケーキの甘酸っぱい味がします。
「駄目……」
私は妻を立たせると強く抱きすくめ、ソファの上に押し倒します。
「服が皺になっちゃう……」
オレンジ色のブラウスに手をかけ、荒々しく剥ぎとろうとする私の手を妻は両手で抑えます。
「自分で脱ぐわ」
妻は私の手をやんわりと払いのけてブラウスを脱ぎます。白いレースに縁取られたコーラルピンクのブラジャーが露わになります。いかにも高級そうなブラジャーですがそれほど淫らな感じはありません。
(今日は会っていなかったんだろうか……)
私はブラのホックを外し、妻を上半身裸にします。妻の裸身を明るいところで見るのは久しぶりです。セックスのときも妻は恥ずかしがって、電気をつけさせようとはしません。あの男に対しては何もかも見せているのに。
私は妻の身体に浮気の痕跡を探します。妻の柔肌のどこかにキスマークはないか、男に甘く噛まれた痕はないか……。

---続く---
スポンサー広告