禁断と背徳の体験告白
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戦い[第54話]|寝取り・寝取られ

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戦い[第54話]

読了目安 6分40秒

[作品No 54] 2022/ 8/21(Sun)
5月28日(金)の2
私は忍び足で客間のドアの前まで行き、聞き耳を立てていると、
「だから、どうしてアパートに来てくれなかったかと訊いているだろ。」
「もう許してください。もう嫌なんです。帰って下さい。」
「許して?それでは私が脅している様に聞こえるじゃないか。確かに最初は脅す様な形になってしまった。そうでもしないと会ってくれないと思った。しかし、それからは違うだろ?」
「いいえ。ずっと脅されて・・・・・・。」
「本当にそう思っていたのか?俺は遊びのつもりだった。最初の日を覚えているか?口では嫌がっていたが、今迄に見た事も無い様な乱れ方だった。
美鈴は何回も達してしまい、私も2回出してしまったので、もう終わりにしようと思ったが、美鈴は“もっとして。もっと頂戴。欲しい、これが欲しいの。お願い、入れて。入れて下さい。”と言って私のを咥えて来た。
何とか硬くしようと必死に口を使っていた。」
「・・・・・・私・・・・・・そんな事は・・・・・・・・。」
「覚えてないのか?その時私は思った。美鈴は“主人が有りながら、他の男に犯されている。嫌なのに無理やりされている”と思う事で、余計に感じているのだと。だから私はゲームのつもりで、その役になり切った。美鈴も分かってくれていると思っていた。」
「違います。私は脅されて・・・・・・・。」
「本当にそうか?嫌がるのは最初だけで、自分から私の物を触ってきた事も有っただろ?私が何も言っていないのに、後からされるのが好きな美鈴は、自分から四つん這いになった事も有っただろ?それも覚えていないか?」
「私・・・・・そんな事は・・・・・して・・・・・・。」
「私は最初から、写真なんて他の者に見せる気は無かった。美鈴に嫌われる様な事をするはずが無い。
真面目な美鈴は、その方が私の所に来易いと思った。“行きたくないのに、脅されているから仕方なく行くんだ”と自分に言い訳が有った方が来易いと思った。何より、その方がより感じている様子だったし。
本当に脅すつもりなら、写真を処分なんかしない。本当にもう1枚も持っていない。」
「だって、今日。」
「今日?今日は大事な話が有るから、アパートに来て欲しいと言っただけだ。写真なんて一言も言っていない。
会社の窓から見ていて、タクシーに乗ってくれたので、来てくれていると思っていたが、帰っても居なかったので、少し興奮してしまった。
でもタクシーに乗ったところを見ると、本当は迷っていたのだろ?」
「・・・・・・・・・・・。もう帰って下さい。ここには来ないで。早く帰って、帰って。帰って。・・・・・・いやー、離して。離して。」
おそらく、野田が妻に抱きついたか何かしたのでしょう。私は、飛び込んで行きたい気持ちを我慢しました。
「美鈴、落着け。私の話を聞いてくれ。別れた妻が再婚する。」
「えっ。」
妻は知らなかった様で、それを聞き、抵抗を止めたのか静かになりました。
「あいつが再婚する事になった。それも相手は以前不倫していた先生だ。私は何もかも嫌になり、2人共殺してしまいたいと思った。
しかし出来なかった。何故だか分かるか?私ははっきりと気が付いたからだ。別れた妻に有るのは未練だけで、本当に愛しているのは美鈴だけだと、気が付いたからだ。」
「そんな・・・・・・・一方的に・・・・・・・・・・。」
「みんなには黙っていたが、来月の初め海外に転勤する。部長待遇にはなるが、小さな支店で、ほとんど左遷と同じだ。
今海外に飛ばされると、また転勤が有ってもたぶん海外で、もう定年まで帰れないかも知れない。会社も勝手な物で、私が独身になったから、遠い所にでも自由に移動させやすくなったのだろう。
先月の初めに打診が有り、別れた妻にその事を言いに行こうとした時、再婚する事を知った。」
私は、ただ言いに行ったのではなく、向こうでもう一度やり直す為に、一緒に行ってくれる様に、頼みに行ったのだと思いました。野田はずっと、復縁を持ち掛ける機会を伺っていたのでしょう。
良い切欠が出来、今日こそ言おうと張り切って出かけた。しかしその時、楽しそうに食事をしている所を見てしまった。野田にすれば天国から地獄だったでしょう。野田の悔しさは、私の想像以上で有った事を知りました。
「でも良かった。再婚話のお蔭で、自分の本当の気持ちに気付いた。私はどうしても美鈴と一緒に行きたくなったが、こればかりは1人で決められない。それで美鈴を試してみたくなった。
美鈴が私の事を、どの様に思っているのか知りたかった。美鈴と何回か会い、身体を重ねていて“美鈴は付いて来てくれる。私からは離れる事は出来ない”と確信し、一緒に来てくれと、いつ切り出そうか考えていた時、旦那に分かってしまった。
それでも私は美鈴を信じていたが、私がずっと脅して関係を持っていたと聞かされた時、私とはセックスだけの関係で、本当に愛しているのは旦那だと思って諦めた。」
「勝手な事ばかり言わないで。私は脅されて・・・・・・・。」
「本当にそうか?そう言い切れるか?自分でそう思いたいだけでは無いのか?私はそんな女では無いと、自分に言い聞かせているだけでは無いのか?」
私は妻が、野田の言う通りだったのでは無いのかと思いました。自分では気付かなくても、気付きたく無くても、何処かに引け目が有り、訴えるとかいう、強い態度に出られなかったのでしょう。
もしもその通りだとすると、2人共が私を騙していた事になります。
「一度は諦めたが、よく考えたら、美鈴は、以前の私と同じでは無いかと思えてきた。
旦那には未練が有るだけで、それを愛と勘違いしていないか?本当に私と、もう会えなくなってもいいのか?今の生活を守りたいだけだろ?このまま旦那に責められながら、一生を終わってもいいのか?そういう人生でいいのか?もう子供も大きくなった。これからは美鈴自身の事を考えてもいいのではないのか?」
妻の声は聞こえません。私は心の中で“どうして黙っている。違うとはっきり言ってやれ。脅されていただけで、お前は嫌いだと言ってやれ。”と何回も叫んでいました。
「もう一度よく考えてくれ。確かに私と美鈴は、旦那に対して取り返しの付かない事をした。だからと言って、一生責められるだけの人生でいいのか?まだ人生、半分有るのだぞ。何もかも忘れて、私と向こうで楽しく暮らそう。別れた妻や子供達の為に、ほとんどを渡してしまったから、財産と呼べる様な物は無いが、持っている物全て、旦那に慰謝料として渡す。美鈴も全て置いて出て来い。向こうで1からやり直そう。」
私は固唾を飲んで、妻の返事を待ちました。

---続く---
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