禁断と背徳の体験告白
前の画面 総合トップ 閲覧履歴
連載作品(体験告白)

水遣り[第43話]|人妻・不倫・浮気

お気に入りお気に入り登録済み

←前の作品  目次  次の作品→
    文字サイズ---
  • LL
  • L
  • M
水遣り[第43話]

読了目安 3分09秒

[作品No 43] 2022/ 6/19(Sun)
仕事部屋に行きノートパソコンを開けます。会社を始めてからのスケジュールは全て記録してあります。
写真の日付は7月11日。7月10日から7月13日まで台湾、10日、11日12日は台湾で泊まっています。
7月10日を見ます。松下さんとホテルで昼飯を取っています。松下さんが来てくれたのがその前の週、来てくれた御礼にと昼食に誘ったのです。
7月10日は台湾に発つ日、乗ったフライトはEG205、成田16:30発です。市内を13時には出なければいけません。ホテルからは、遅くとも13時前には出ている筈です。

ノートパソコンを持ってリビングに降ります。

「洋子、いいか。よく見ろ。11日は僕は台湾に居た」

えっと言う表情で私を見つめ返します。

「確かに松下さんとは食事をしている。但し7月10日だ。7月10日は台湾に発つ日だ。フライトは16:30、1時前にはホテルを出ている」
「・・・・・」
「しかも、11日に君は台湾のホテルに電話をくれている。忘れたか?めったに電話をくれない君が」

佐伯は時刻を改竄する時、日付けを11日にしてしまったのです。妻は思い出します。声を聞きたくなったからと、電話をしたのです。
佐伯に写真を見せられた時、時刻だけを見ていました。どうして日付を確認しなかったのか。しかし妻はまだ理解していません、何故こんな写真があるのかを。

「つまり佐伯が偽造したと言う事だ。ばれたら今度は泣き落としか。佐伯には余程可愛がってもらっているんだな、自分が電話した事さえ忘れているんだ」

暫く妻を眺めています。泣き伏している背中が震えています。

『どうしてこんな事になったんだ。洋子はどうしたんだ。俺たちの20年間がたったの3、4ヶ月の事で終わってしまうのか』

しかし、感傷に浸っている暇はありません。更に追い討ちをかけます。

「この写真は預かっておく、証拠品だからな。誰から渡された?」
「・・・・・」
「馬鹿な質問だったな。佐伯しか居ないからな」

「それから携帯も預かっておく」

妻は自分の携帯を差し出します。

「違う、これではない。佐伯から渡された方だ」
「そんなものもらっていません」
「いつも10時頃佐伯と連絡していた携帯だ。それと・・」

さすがに先々週の金曜日の事は言えません。 

妻は頑なになっています。とうとう携帯を出しません。

「まあいい、お前たちももう使うことも無いだろう」

「それから、これは佐伯のポケットから落ちたものだ」

ピンク色の小さな2つの箱をテーブルに置きます。

「これが何だか解るよな」
「解りません」
「お前たちが何時も使っていた物だろうが、飲む媚薬と塗る媚薬、しかも非合法。全くお前たちは変態か?」
「知りません、私そんな物知りません」
「知らないだと。塗られても気がつかないのか、お前は」

知っていたと言えば、それを材料にまた私は責めるでしょう。
知らないと聞けば、解らない程お前は気をやっていたのかと、また責めるでしょう。

---続く---
スポンサー広告