禁断と背徳の体験告白
前の画面 総合トップ 閲覧履歴
連載作品(体験告白)

気持ちの置場に[第19話]|人妻・不倫・浮気

お気に入りお気に入り登録済み

←前の作品  目次  次の作品→
    文字サイズ---
  • LL
  • L
  • M
気持ちの置場に[第19話]

読了目安 3分20秒

[作品No 19] 2022/ 2/14(Mon)
それよりも私は、「妻の様子はどうでしたか?」と人事部長に尋ねました。

「昨日私が呼び出した時には、あくまでも裸を流出させられた被害者として呼んだにすぎない。
もちろん流出の事実は知らなかったようで、聞かされた時には真っ青になっていたよ。まあ自業自得の気もするがね」

人事部長は話を続けます。

「さて、あなたの奥さんについて話を続けます・・・
今までの話を聞いて、あなたもショックを受けているでしょうが、大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です」

ゆっくりとした口調で間を取りながら、話が続きました。

「今、あなたを呼ぶ前に、さっきまでここで奥さんと話をしていた。
写真を流出させられた被害者として、その関係者がどうなったかを伝える必要があってね。
今回新垣たち3人の退職について説明をするとひどく動揺していたよ。
『写真のことはあなたが知っているのか』ということを質問してきたので、そこは隠すことなく正直に知っていると答えている。
あなたが知っていると聞くとさすがに泣きだしてね。
私は奥さんに言ったよ、バカなことしたねって」

この時点で人事部長がこれから言おうとしていることが脳裏によぎりました。

「3人が退職した件にかかわっている被害者でもあるが、それを引き起こした当事者でもある。
だが、先にも説明したように浮気という問題については、プライベートでの出来事であるため、会社として奥さんをどうこう処分することはない。
しかし、このままにしておくことも望ましいわけではない。
その点にあなたは理解できますか?」

「はい」

「ご主人にも浮気していることや写真のことも知られているし、そのこと自体が会社の中で噂となって広がることまでは、止める事ができないよって奥さんに言うと、ただただ謝っていた。
私に謝られてもね。。。」

会社とすれば妻を退職させることは簡単なのでしょうが、妻が退職するのか仕事を継続するのかの決断を、最終的には私たち夫婦に委ねたということがわかりました。

人事部長は、私たちがこれからをどうしていくのかという大きな分岐点に、自ら結論を出すように導いてくれたのです。

人事部長が冒頭に△△部長を同席させた理由を説明しましたが、それだけでないことも感じました。

森山課長と人事部長が話をする時でさえ同席していないようですから、△△部長を同席させたのには、部下の声をしっかりと聞かず、こういった人の気持ちが関わる問題を軽くあしらったその罪を深く反省するように意図されているのではないかと感じました。
それに△△部長がここにいることで、△△部長と私の距離が近づき、これから先の仕事の上でも相談がしやすいようにお互いへの配慮が含まれている事も感じました。

私は人事部長に感謝しつつ、△△部長に今後もお願いしますとの気持ちをこめ、深くお辞儀をしてから会議室をあとにしました。

その日、遅めの22時前に自宅へ帰りました。
妻と話し合わなければならないその日、子供が眠るころに帰らなければ、子供の心配を募らせるだけだと思ったのです。

自宅に車をとめ、玄関を開けると、家の電気が消えているのがわかりました。

---続く---
スポンサー広告