禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

ロリママ[第6話]|近親相姦・近親相愛

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ロリママ[第6話]

読了目安 11分08秒

[作品No 6] 2025/ 1/ 6(Mon)
 滋の高校にはかなりハードな遠足行事がある。今年は丹沢縦走になっていた。遠足の夕方、学校から電話が掛かって来た。生徒が二名行方不明で、その一人が滋だと言う。もう一人は同じクラスの女の子である。電話の話では女の子が足を滑らせて滑落し、滋が助けに行ったらしい。そのまま二人とも行方が分からないとのことだった。
 この遭難はテレビでも報じられた。行方不明は二人。陽が暮れたので捜索は明日の夜明けを待って行われるらしい。
 純枝は取るものも取り敢えず家を出た。丹沢の登山口は小田急線渋沢駅である。今回のコースは大倉尾根から塔ヶ岳に登り、蛭ヶ岳を経由して焼山口までの丹沢山の縦走だった。二人が行方不明になったのは蛭ヶ岳の先らしい。
 純枝がタクシーで大倉登山口まで行くと既に警察の車が何台も停まっていた。
「すみません、高田滋の母親ですが」
 純枝が警官の一人に声を掛けた。
「高田滋くんって、行方不明になってる高校生ですか?」
「ええ、学校からの連絡で聞きました」
「お母様ですね、こちらにいらして下さい」
 純枝が急ごしらえのテントの中に案内された。登山靴を履いた男達が数人、捜索の準備をしていた。
「滋くんのお母さんですね」
 年配の男が声を掛けて来た。
「はい。様子はいかがですか?」
「ご安心下さい。先ほど息子さんから携帯で連絡がありました。二人とも無事です。ただ、女の子の方が滑落した弾みで足を骨折しているらしく、息子さんが付き添ってます」
「連絡が取れたんですね」
 純枝がホーッと息を吐いた。
「これから救助隊が蛭ヶ岳山荘まで登って夜明けを待ちます。ヘリは無理な場所らしいので徒歩で救助に向かいます。ご安心下さい」
「ありがとうございます。無事と聞いてホッとしました」
 その時テントの入り口が開いて登山姿の昭彦が入って来た。
「昭彦さん」
 思わず純枝が呼び掛けた。
「ご家族ですか?」
 先ほどの年配の男が聞いた。
「はい、私の従兄です」
 出発の準備をしていた男が振り向いた。
「あれ、田中さんじゃありませんか」
 昭彦は純枝の旧姓と同じ、田中である。
「よう、近藤か。久し振りだな」
「ご無沙汰してます。遭難されたの、田中さんのご親戚でしたか?」
「らしい。ニュースを見て学校に問い合わせて、慌てて駆け付けたんだ」
「近藤、お前の知り合いか?」
 年配の男が聞いた。
「はい。大学山岳部の先輩です。五年前のヒマラヤ遠征でご一緒しました」
 年配の男が昭彦を見た。
「と言うことは大ベテランですね。捜索に加わるお積もりでいらっしゃったんですか?」
「ええ、身内ですし、足手まといにはならないと思いまして」
「田中先輩なら足手まといなんて、とんでもないです。遠征ではアタック隊のメンバーで、登頂出来たのは先輩だけでしたから」
 近藤と呼ばれた男が言い添えた。
「分かった。一緒に行って頂くか」
 年配の男が頷いた。
「昭彦さん、よろしくお願いします」
 純枝が丁寧に頭を下げた。
 翌朝開始された捜索は思いの外難航した。滋の携帯が応答しなかったのである。滑落したらしい場所は特定できたが、そこから下った沢床までの間に二人の姿は無かった。
「単独行動しても構わんかな?」
 昭彦が近藤に聞いた。
「いいとは言いにくいですが」
 近藤が苦笑しながら横を向いた。昭彦には動物的な嗅覚がある。遠征でのルートファインディングでもその嗅覚が遺憾なく発揮された。
「悪いな。目をつぶっててくれ」
 昭彦が藪の中に消えた。
 昭彦は女の子が落ちたと思われるところから蛭ヶ岳側に戻るようにトラバースして行った。ここには小さな尾根が西側に張り出している。もし自力下山を試みたら、そちらに向かうような気がしたのである。
 この辺りは大倉尾根とは異なり森が深い。昭彦は注意深く左右を見渡しながら尾根を下って行った。やがて下の沢が見えて来た時、微かに動く白いものを発見した。目を透かして見ると、どうやら白い布きれらしい。
 昭彦が深い藪をこぎながら近付いてみると棒の先に結ばれたタオルのようだった。
「おーい」
 昭彦が大声で叫んだ。
「ここでーす」
 滋の声が返って来た。
「もう一人は大丈夫かー?」
「元気ですが、足の骨が折れてるみたいです」
「今行く。そのまま動くな」
 ようやく昭彦が二人の姿を確認した。大きな木の根元に女の子が寝ころんでいた。滋が結んだのだろう。木の枝が三本添えられた足に布が巻かれていた。
「あっ、昭彦叔父さん」
 昭彦を見た滋が嬉しそうに手を振った。
「よく頑張ったな。もう大丈夫だ」
 昭彦が携帯を取り出した。辛うじてアンテナが立った。
「遭難者二人を発見しました。一人は足を折っています。開けたところまで搬送しますので、救急車の出動を要請します。神ノ川源流で待機して下さい」
「遭難者のご家族の方ですね。場所はどの辺ですか?」
「蛭ヶ岳の少し先から西に延びた尾根の末端付近です。男の子は無事です。女の子の方が骨折していますので、私が担いで降ります」
「一人で大丈夫ですか?」
「傾斜は大したことないのでザイルは要らないでしょう。私一人で大丈夫です」
「了解しました。くれぐれも無理はなさらないで下さい」
「多分、ここから下ると携帯は繋がらなくなると思います。2メーターのハンディ持って来てますが、そちらで使えますか?」
「アマチュア無線ですね。コールサインは?」
「局免、切れちゃってます」
 アマチュア無線の免許は二種類ある。資格免許と局免許である。資格は一生だが、局免許は五年ごとの更新が必要である。
「了解しました。非常時ということで、無しで行きましょう」
「了解です。じゃ、無線に切り替えます。テストしましょう」
「二、三分お待ち下さい。今、用意します」
 昭彦が背負子にくくられたナップザックからハンディ無線機を取り出した。携帯が使えない場合に備えて持って来たものである。
「田中さん、聞こえますか?どうぞ」
「クリアです。これから下る準備をします。もし近くに捜索の方がいらしたら合流願います。どうぞ」
「今確認したんですが、大分離れてるようです。どうぞ」
「了解です。これから下ろします。骨折以外は問題無さそうです。どうぞ」
「あと十分くらいで救急車が到着します。よろしくお願いします。どうぞ」
「では、担ぎ下ろす準備に掛かります。オーバー」
「了解です。お気を付けて」
 昭彦が女の子に背を向けてしゃがみ込んだ。
「滋、俺の背中にその子を後ろ向きに座らせろ。足に気を付けてな」
「はい」
 滋が女の子を抱えて何とか座らせた。
「ザイルで俺の身体にくくり付けろ。ゆっくり、慌てなくていいぞ」
 最後の結び目は昭彦が自分の前に来るようにした。
「よし、立ち上がるから、落ちないかどうか見ててくれ」
 昭彦が立ち上がった。女の子が一瞬痛そうな顔をしたが、声を出すことはなかった。
「よし、じゃあ、お前が先を歩いて、足場の良さそうなところを探せ」
「はい」
 滋が先頭になって斜面を下り始めた。すぐに小さな沢の源流に出た。幸い水は流れていない。ゴロゴロした岩を注意深く辿りながら二人が下流を目指した。
 やがて水が現れ始めたが、幸い滝は出て来ない。右から小さな沢が合流し、左の尾根を回り込むと赤色灯の点滅が見えて来た。下から沢沿いに何人か登って来る。担架も用意されていた。
「ご苦労様です。引き継ぎます」
「お願いします」
 女の子が昭彦の背中から下ろされ、担架に寝かされた。
「君は大丈夫か?」
 救急隊員が滋に聞いた。
「僕は大丈夫です。歩いて下りられます」
「じゃあ、後から来てくれ。まずはこの子の搬送が先だ」
 救急隊員が下って行ったところで昭彦が滋に聞いた。
「結構可愛い子じゃないか。恋は芽生えそうか?」
 滋が少し悲しそうな顔で首を振った。
「何か気に入らないみたい。ずっとあの調子」
 滋の口は重かった。
「ふうん、その程度の子か」
 昭彦が鼻で笑った。
「その程度って?」
「別に恩に着ろとは言わないけど、一生懸命助けに来たのに、それは無いよなあ。人の好意が分からない女は止めとけ」
「うん」
 滋はそれきり口をつぐんだ。
「ま、滋に怪我が無くて何よりだ。ママも来てるよ」
「どこに?」
「大倉の登山口にいたから、今頃こっちに送って貰ってるだろう」
 二人が林道まで下るとパトカーが上がって来た。ドアが開き、純枝が慌てたように走り出て来た。
「滋、無事だったのね」
「全然。僕は何ともないよ」
「女の子って、誰だったの?」
 純枝が下って行く救急車を見送りながら聞いた。
「小林、小林早苗だよ」
「ああ、あの目のクリッとした子ね」
「うん」
 昭彦が純枝を見ながら首を小さく振った。純枝が首を傾げた。
「ま、滋が無事で何よりだわ」
 三人が話しているところに警官が近付いて来た。
「下までお送りします」
「はい、お願いします。大倉に車を置いて来たんで、そこまで連れて行って貰えると助かります」
「はい。一旦大倉に寄りましょう。でも、まだ聴取が残ってますので、署まで来て貰うことになりますが」
「あっ、そうですね」
 結局三人が解放されたのは夕方になってからだった。
「そう言えば、女の子の親はどうしたんだろう」
 警察署から車を出しながら昭彦が言った。
「大倉に来てたそうだけど、真っ直ぐ病院に行ったみたいよ」
「ふうん」
 挨拶も無しか、と昭彦が苦笑した。滋がいなければもっと発見に手間取っていたはずである。
 早苗は退院までに一ヶ月近く掛かったらしい。ギブスをはめて松葉杖を突いて来たが、滋には何も言わなかった。滋もそんな早苗を無視することにした。
 学校から戻った滋が夕食の後で小さな声で聞いた。
「ママ、ちょっといい?」
「何?」
「女の子って、みんなあんなものかな?」
「早苗ちゃんのことね。あんな子ばかりじゃないわよ」
「だよね。そう思いたい」
「忘れなさい。もっといい子が沢山いるから」
「うん」
「今晩はママと一緒に寝る?」
「えっ、ママと?」
「うん。寂しいんでしょ。いい子いい子して上げるから」
「子供じゃないよ」
「いや?」
 暫く考えてから滋が首を振った。
「ううん」
「じゃ、そろそろ寝よう」
 滋が恥ずかしそうな顔で頷いた。
 その晩滋は純枝に抱かれて眠った。固くなったものが下着越しに突き上げたが純枝は何も言わず、滋をしっかり抱きしめた。暫くすると滋がウッと一声呻いた。毛布の下から青臭い匂いが漂って来た。
「ご、ごめんなさい」
 滋がうろたえて離れようとした。
「いいの。このまま眠りなさい」
 純枝が更に強く滋を抱きしめた。

---続く---
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