禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

よき妻V/卒業後[第61話]|寝取り・寝取られ

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よき妻V/卒業後[第61話]

読了目安 7分17秒

[作品No 61] 2024/ 7/24(Wed)
 パソコン画面のなかでは相変わらず、金倉が愚にもつかないことを言い、それに妻が律儀にこたえる場面がつづいている。


『しかし―――奥さんの子供も可哀相だよね。不倫してデキちゃったうえに、母親がAV女優じゃねえ。おっと、見ている方に説明しておくと、奥さんのビデオ出演はこれ一本で終いではありません。S企画の専属として、奥さんが歳をとって商品価値がなくなるまで、もしくは会社が潰れないかぎり―――あはは、私がこんなことを言っちゃいけない―――ずっと女優業をつづけてもらいます。そういう契約だったよね?』
『はい』
『大丈夫、奥さんなら50までは余裕でいけるね。でも、もうその頃には赤ちゃんも中学生になってるわけだ。きっと学校でも虐められるよ、母親がAVなんて出てたら』
『・・・・はい』
『可哀相でしょう。奥さんのせいで、子供がそんな目に遭っちゃ』
『はい』
『―――ぼくの友人でねえ』

 金倉は目を細めた。

『子供を欲しがってる夫婦がいるんだ。旦那のほうが不妊症でねえ。奥さんの産んだ子供ならきっと可愛いにちがいないから、彼ら、養子にしてくれるかもしれないよ。ぼくから頼んであげようか』

 うなだれた妻の肩を撫でながら、金倉はよどんだ笑みを浮かべる。

『ね、そのほうがいいよ。奥さんはAV女優としてビデオ出演をつづけながら、足長おじさんならぬ足長おばさんになって、稼いだお金を毎月送金したらいい。この仕事もなかなか厳しいんだ、そもそもが子育てしながら出来るもんじゃない。奥さんには毎月何本も出演してもらうつもりだし、淋しいなんて思う暇もきっとないよ。―――誰にとってもそのほうが都合がいいと思うんだけど、どう?』

 こたえない妻の頬を、金倉の指がつついた。

『ほら、返事はどうしたの?』
『はい』
『カメラ見て。赤ちゃん、養子に出すね? 子供にとってもそれが一番いいんだよ』

 聞き取れないほどかすかな声で、妻は『はい』と言った。カメラがぐーっと近寄って、その表情を大写しにする。顔を上げ、妻がそのカメラを見返した。切れの長い瞳が濡れていた。

『ああもう、駄目じゃない、泣いちゃ。これじゃ、よってたかって奥さんを虐めてるみたいだ。ぼくはこれからの同僚として、奥さんのためを思って言ってるんだからね』

 薄笑いを浮かべながら、子供をあやすように金倉の手が妻の頭を撫でた。抗わず、それを受ける妻の総身はいつにもまして小さかった。


『ほら、奥さんの仕事の第一歩だよ』

 座席の下の鞄から、金倉が大きめの包みを取り出した。

『今日の衣装が入ってる。とりあえず、それに着替えてもらうから』
『あの・・・・どこで?』
『トイレでいいじゃない、そんな、着替えくらい。あ、今着けてる下着は全部脱ぐこと。奥さんはこれからノーパンノーブラで過ごしてもらうからね』

 妻はまだぼうっとして、渡された包みを、まるで大切なもののように胸に抱えている。

『指示されたことは手早くするんだ。たかが着替えでしょ。これから奥さんは、監督の指示があれば、いつでもどこでも素っ裸にならなきゃいけないんだよ』

 にやにやしながら、金倉は妻の小さな耳たぶを引っ張っる。
 ほんの一瞬、苦しそうに眉根をたわめ、妻は―――カメラではなく、その右側をすがるような目で見た。
 そのとき―――



『どうしてそんな顔をする? 約束しただろう』



 聞き覚えのある―――声がした。


『今日は“いや”は許さないよ』



 間違いない。
 赤嶺の声だ。

 すっかり忘れていた。画面には映っていないが、この場には赤嶺もいるのだ。妻を監視するためか、それとも“監督”として指示を出すためか―――。
 ずっと痛みつづけている胃の腑が、その声を聞いた瞬間、灼熱とともにでんぐり返るような心地がした。激しい憎悪。眩暈。しかし、妻は赤嶺の声を聞いて一瞬うなだれ、それから立ち上がって画面から消えた。
 そんな妻の姿にも、私の胸は張り裂けんばかりに痛んだ。



 妻が―――戻ってきた。

 ノースリーブの黒のドレスを着ている。胸元の切れ込みがえぐるように深く、剥き出しの色白の乳房の半球が見えている。羽織った黒網シースルーの上掛けは、その露出をかえって妖しく目立たせていた。どう見ても、堅気の女の服装ではない。ここが普通の酒場なら―――そのようだが―――客の目が妻に集まっていることは想像に難くない。それを証明するかのように、うつむいた妻の頬には血の気が差していた。

『おー、綺麗、綺麗。奥さんは細身だから、ドレスがよく似合うわ。あんまり綺麗だから、店のひとたちも皆、奥さんを見てるよ。ほらほら、何、うつむいてるの。顔を上げて、堂々としてなきゃ。それから脱いだ下着も渡して。―――よしよし、いい子だよ、奥さん』

 金倉の声が聞こえるが、カメラは妻のあらわにされた胸の辺りをズームアップで撮っている。蒼みがかって見えるほど白い乳房は、うっすらと血管さえ透けて見えていた。

『奥さん、着痩せするタイプなんだね。想像してたより、ずっと大きなおっぱいだわ。むっちりしてて、形も良いし』

 肉でたるんだ金倉の手が、シースルー越しに妻の乳房に触れた。大きさと柔らかさを確かめる動きで、醜い手が色白のふくらみを撫でさする。

 不意に、その手が上掛けを横にはだけさせ、妻の肩から下がびくりとふるえた。

『動いたら、後でお仕置きだからね』

 金倉の声。カメラは相変わらずアップで、妻の胸を撮っている。ふくらみにようやく引っかかっているようなドレスの、片方の乳に金倉の手がかかり、すっと下に引きはだけた。


 ぽろん、という音が聞こえそうな具合に、妻の左の乳房が露出した。


『う・・・・』と小さな声が聞こえ、妻の左手があらわにされたものを隠そうと動く。


『動くなと言っただろう、奥さん』


 さっきよりもどすのきいた声で、金倉が言う。


『何ならここで素っ裸になってもらってもいいんだよ。奥さんは逆らえないんだし。もっと羞ずかしい目に遭いたいんなら、俺はそれでもかまわないよ』


 妻の手が―――止まる。だが、そのふるえはやまない。


『小さくて可愛い乳首だねえ。淫乱なわりには綺麗な色をしているじゃない』


 ねっとりと絡みつくような声とともに、金倉の手指が雪白の丘に息づいた薄紅の乳首を摘まみ、こりこりと弄る。
 ほとんど、自分自身が蹂躙されている気分で、私は息を呑み、それを見つめた。
 芋虫のような手が、ようやくドレスを引き戻す。

『さあて、奥さんも少しほぐれたところで、場所を変えようか。しばらくはその格好で街を歩いてもらうよ。堂々と背筋を伸ばして、ね。羞ずかしがってたりなんかしたら、奥さんが余計辛い目に遭うだけだよ。―――ほら、しっかり立って』

 妻の小柄な背を、金倉がぽんぽんと叩いて促した。

---続く---
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