禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

侵略[第十六章 忌まわしい記憶<C>]|寝取り・寝取られ

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侵略[第十六章 忌まわしい記憶<C>]

読了目安 2分12秒

[作品No 16] 2024/ 4/ 4(Thu)
 母・涼子と修造の醜悪な交合。強いてそれを男と女の関係と呼ぶのなら、その蜜月は短かったのではないか。
 私たちが叔父の庇護の下に入って三ヵ月もすると、母は外泊するようになった。
「今日、お母さんは戻りません。これで何か食べてください。ごめんね」
 私が中学校から帰ると、走り書きと何がしかの金が置いてある。教養と知性を感じさせる流麗な文字が余計に哀しかった。
 それでも母が幸福だったのならいい。しかし、この頃から母は見る見る憔悴していった。一度寝間着の襟元から覗いた肌には、青黒い痣がいくつも刻まれていた。

 見知らぬ男たちが入れ替わり立ち代わりアパートを訪れるようになったのは、さらに半年が経過した頃だったろうか。
「へへえ。確かにそそられる女だぜ」
 世間知らずの少年でも、彼らが真っ当な世界の住人でないことくらいは理解できた。
 彼らは欲望を取り繕おうとすることもなく、下卑た目で母を視姦し、淫猥な想像を実行に移すべく外出を急き立てた。
(……母さんを守らなければ……)
 しかし、恐怖に竦んで動けない。すっかり小さくなった背中が男に従って出かけていくのを黙って見送るしかなかった。
「心配しないで。お母さんは大丈夫だから……」
 借金の肩代わりだったのか、それとも置屋の親爺のごとく斡旋した男たちから金を取っていたのかはわからない。しかし、叔父が母を愛の対象として扱っていないことだけは明らかだった。
 いつの間にか母は煙草を覚え、酒に溺れるようになっていた。

 気高く、たおやかだった母を弄ぶ修造。私の憎悪は凝縮した。
(いつか……殺してやる……)
 だが、その一方で日に日に貶められていく美しき母に倒錯した性欲を覚えてしまう自分がいた。
(今頃、母さんはあいつらに嬲られている。恥ずかしいことをいっぱいされてるんだ)
 友人たちがアイドルやAV女優、あるいは同級の美少女たちを思い浮かべて自慰に耽っていた頃、私は箪笥から引っ張り出した母の下着を顔に押し当てながら白濁の精をしぶかせていた。

 私の性は、きわめて歪んだ形で目覚めてしまったのである。

---続く---
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