禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

黒の凱歌[第1部 第9話]|SM・調教・性奴隷

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黒の凱歌[第1部 第9話]

読了目安 6分11秒

[作品No 9] 2024/ 2/ 4(Sun)
「ああ。今月の生活費はもらったけどさ、それとは別にサークルの合宿費用がいるんだ。それも銀行から引き出したけど、一応母さんに言っておこうと思ってさ」
電話越しに聞こえる息子の忠志の声は、いつもと同じくはつらつとしている。
いつもと違うのは、美枝子のほうだった。美枝子は今、ベッドの上で裸のまま、携帯電話を握っている。その美枝子を後ろからかぶさるように岡が抱きすくめている。首筋にキスをされ、ぷるんと張った乳房をやわやわと揉まれながら、美枝子は息子に異変を気づかれないよう、必死で抑えた声音で話している。
「分かったわ。ねえ、今日は母さん忙しいのよ。あまり話していられないの」
それでもわずかに声が震えてしまうのが、自分で分かる。そんな美枝子にはおかまいなしで、右耳に寄せられた岡の口が囁く。
「そうそう。俺といちゃいちゃするので忙しいんだよな。忠志にもそう言えばいいじゃん」
美枝子は唇をぎゅっと噛む。岡はふふんと笑いながら、美枝子の乳房に回した指に力をこめる。尖った乳首が握りつぶされ、美枝子は喉の奥で「んんっ」と呻いた。
「へえ、珍しいね。友達と出かけるとか、そんな用事?」
「そ、そうよ」
「ふうん、分かった。じゃあ、また今度用事あるときに電話かけるわ」
そう言って忠志が電話を切る気配がしたので美枝子はほっとしたが、
「ああそうそう。この前言ってた岡の件はどうなったの?」
忠志がそう聞いてきたときには、思わず悲鳴をあげそうになった。反射的に電話を切ってしまった。

あの日、庭にあるプレハブの教室で、美枝子は女としての痴態のかぎりを曝け出させられた後、自宅のベッドで岡とその友人たち全員に美枝子は犯された。
すでに何時間にもわたる凌辱でへとへとになっていた美枝子は泣いて哀願して、今日はもう許してくれるように頼んだのだが、残酷な若者たちは
「自分だけあれほどよがり狂っておいて、それはないだろ」
「今日は俺たち全員が満足するまで許さないからな」
と平気な顔で言い放った。すべてが終わったのは翌日の昼近くだった。すでに美枝子は声も枯れ果てた状態で、全身は汗と涙と、そして大量の精液でぐちょぐちょになっていた。
あれから岡たちは、昼も夜も、時を選ばずに押しかけてきては美枝子の身体を弄んでいる。いくら若く見えるとはいえ、美枝子もすでに三十九歳。若者たちの果てしない性欲に応えるだけの体力はない。日々の荒淫でしだいにやつれの色を深めている。中に砂が詰まっているかのように、身体が重かった。
昨晩は岡が一人でやってきた。美枝子は岡に言われるまま、彼の夕食を作り、風呂にも一緒に入った。そのすべてがそれまで夫のためにだけやってきたことである。妻としての自分が完全に壊れてしまったように思える今の美枝子であったが、それでも岡の要求するそうした奉仕に応えることはなんとも切なく、辛いことだった。

岡たちの凌辱が続く日々に、美枝子が黙って耐えているのには理由がある。ひとつは岡たちに自らの痴態を写した写真を握られていることだった。それを見せられたのは、岡たちが二度目に坂口家へ侵入してきたときだった。
それは強烈な写真だった。机の上に横たわり、四肢を机の脚に固定されている全裸の自分。その顔は白目を剥いたまま気を失っていて、一見しただけでは狂女のように見える。開かれた股の間の女にとって最も隠したい部分は、自らの愛液でしとどに濡れそぼっていて、その中心にはあろうことか、ペットボトルくらいの大きさの巨大バイブが深々と刺さっていた。
失神していたときに撮られていたわけだから、むろん美枝子に記憶はないが、それにしてもまともな顔ではとてもみれない類の卑猥極まりない写真だった。
「旦那さんや忠志がこの写真を見たらどう思うかな」
面白そうな声で、岡は言った。そうやって自分を脅すのだろうと見当はついていたが、いざ写真を見ると、その脅迫にあらがう勇気は根こそぎ奪われてしまった。これほど生々しく淫猥な姿の、絶頂後の自分の写真。夫や子供に見られたら、と想像するだけでべっとりと厭な汗をかいた。
もう一つ、岡たちに逆らえない理由があった。それは精神的なものである。美枝子はもともと封建的な気風の強い地方の町で育った。幼い頃から女は男の後ろに付き従うものだと教えられていた。夫の忠明と出会い、愛し合って結婚してからも、美枝子に根付いた古い考え方はあまり変わらなかった。だが最近になってようやく、一人の自立した女性としての自信がつきかけていたのだ。言うまでもない、自らの英会話教室を開き、自分の手でそれを成功させることに熱中してからだ。
教室は成功した。同時に美枝子の女としての第二の生も、ようやくその地歩が固まった―――矢先だった。
凌辱の嵐が襲い掛かった。
それだけならまだしも、その凌辱の最中に自分の肉体は、意思とは正反対に燃え上がってしまったのだ。愛のない愛撫に悶え、挿入された夫のものではないペニスでよがり声をあげてしまったのだ。
美枝子は完全に自信喪失した。女とはなんと弱い生き物なのか、と思った。嫌いな相手の手管でも快感を貪ってしまう生き物。結局、女とは男の愛玩物にすぎないのではないか。
自分は何か大切なものを失ってしまった。そんな気分だった。意気消沈する美枝子に、男たちはますますつけこんだ。

美枝子の作った朝飯を岡が食べている。その間、裸にエプロンだけをまとった美枝子は岡の股間に顔を埋め、岡の疲れることを知らないかのような剛棒に、口での奉仕を強いられている。
「おい、今日も連中を連れてきて、お前の性感強化のための調教をいろいろやってやるからな。授業が終わったら、いつものように裸で待っていろ」
ぴくぴくと蠢く、美枝子の裸の尻を眺めながら岡が言った。
「ああ、もう堪忍してください・・・いつもいつもあなたたちがうちに入りびたっているのを、近所の人が見たらどんな噂が立つか・・・・」
「立ってもいいさ。事実よりはたいしたことのない噂だろうよ。ほら、口を休めるな」
残酷な年下の情夫を恨みのこもった目で一瞬ちらりと見て、美枝子は再び、岡のものを頬張った。一筋の涙が、その頬をつたった。

---続く---
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