禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

役員会[第8話]|SM・調教・性奴隷

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役員会[第8話]

読了目安 4分17秒

[作品No 8] 2023/ 8/27(Sun)
「このシステムの特徴は、独自のコピーガード機能があるところです」

デモをしているシステム会社の、私とは顔なじみになっている下田という開発担当役員が、スクリーンショットを取ります。

画面に映っているはずの下田の画像は真っ黒になっていたので、私は少々驚きました。

「これはすごいね。どんな仕組みになっているの?」

下田の説明では、CCDカメラでとらえた画像は瞬時に分割され、ビューアー上で統合されるということらしいです。したがって映っている物はいくつかのファイルの合成ですから、スクリーンショットを取っても意味のある画像にならないとのことでした。

「……面白いとは思うけど、社内会議でここまで必要かな。ふつうのストリーミングでいいんじゃないの?」
「いえ、最近は個人情報保護もうるさくなってきましたし……セキュリティを考えると……」
「売り込む先を間違っているよ。うちはベンチャーと言ったら格好いいけど、実態はただの中小企業だよ」
「そうですか……」

下田はあっさりと売り込みを諦めたようです。私は彼を昼食に誘いました。焼き肉屋でビビンバ定食を食べながら、先程のシステムの話をします。

「いやにあっさりと諦めたけど、下田さんらしくないね」
「個人情報って言っても社員のものですしね。会議のストリーミング画像なんて保存する会社は滅多にないでしょうし」
「なんだ、売れるはずがないものを売りに来たってわけ?」
「そういうことでもないんですが、いわゆるマーケットリサーチですよ。昼飯代は僕がおごります」
「そんなのじゃ割りが合わないな。カルビ定食を頼めば良かった」
「それじゃあ、いいことを教えて上げますよ。あのシステム、結構売れるんです」
「へえ、どこに」

私はビビンバの具とご飯をスプーンでかきまぜながら聞きます。

「ライブチャットですよ」
「ライブチャットって、女の子がPCの前で話したり脱いだりするやつ?」
「○○さんも良く知っていますね。やったことあるんですか?」
「ないよ。見てるだけで手を出せないんじゃつまんないじゃない」
「やったらはまりますよ。実はうちの会社も始めたんです」
「え?」

私は少々驚きます。

「下田さんの会社も一応株式公開を目指しているんだよね? そんなことやっていいの?」
「一応ってのはひどいな」

下田は苦笑します。

「チャットレディっていうのは、学生や主婦が家族に内緒でやったりしていますからね。画面のコピーなんかを撮られるとまずいんですよ。その点、うちのシステムを入れたらハードディスクへの保存も出来ないし、スクリーンショットも取れませんからね。女の子は安心って訳です」
「しかし、アダルトだろう?」
「軌道に乗ったら事業はすぐに売っぱらいますよ。それより○○さんにうちのライブチャットサイトのIDとパスをお渡ししますよ。1カ月の期間限定ですけど、プライベートエリアまで入れます」
「そんなものもらってもな……」

私は首をひねります。

「気に入ったらうちの会議システム、お願いしますよ」
「それとこれとは別だよ」
「セキュリティ機能の分はサービスします。法人の導入実績が欲しいんです。お願いしますよ」
「うーん……」

別にライブチャットのIDに引かれたわけでもないのですが、会議システムはいずれにしても導入する必要があります。セキュリティの部分がサービスなら、下田の会社のものは決して高くありません。

「わかった、稟議を回しておくよ」
「ありがとうございます」
「だけど、相見積もりは取るよ」
「わかってますよ」

下田は安心したように笑います。

「これで企業、学校で1件ずつ導入が出来そうで、提案書も格好がつきます」
「学校にも売れたの?」
「ええ、B高校に」
「え?」

思わぬ偶然に私は驚きました。

「B高校にも売り込みに行ったの?」
「ええ、私、あそこのOBなんですよ。今度ラグビー部の先輩たちがPTAの役員になったんで、学校のPTA担当を紹介してもらったんです」

---続く---
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