禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

役員会[第73話]|SM・調教・性奴隷

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役員会[第73話]

読了目安 4分21秒

[作品No 73] 2023/ 9/13(Wed)
携帯メールの着信音が耳元で響き、私は目覚めました。頭は重く、身体は泥のように疲労しています。

時計は午前7時を指していました。夜明け近くまで起きていましたので2時間ほどしか眠っていないことになります。頭が重いのも当然です。

メールは里美からでした。里美は私に、自分の部屋にアクセスするように促していました。

そういえば昨日里美は、ダウンコンバータを買いに行くといってログオフして以来、私に連絡を取ろうとしませんでした。里美によればダウンコンバータは、私にとって4人の役員の悪行の証拠を押さえるための重要な武器となるものでしたが、今の私にはもはやどうでも良いという気分になっていました。

私は妻を完全に犬山に奪われてしまったのです。

仮に犬山の元から妻を取り返したところでどうなるでしょうか。妻は犬山が与える嗜虐の悦楽の虜になり、犬山に身も心も捧げ、彼の奴隷としていきたいとまで言っています。

妻は肉体だけでなく、その人格も犬山によって改造されてしまったのです。もはや元の妻に戻すことは不可能でしょう。

喪失感と敗北感に苛まれながら携帯の画面をぼんやり眺めていたら、再び里美からメールが入りました。

「何をぼやぼやしているのっ! 今すぐ私の部屋にアクセスしてっ」

里美に叱咤された私はのろのろとPCを立上げ、里美の部屋にアクセスしました。Tシャツ姿の里美は艶やかなボブヘアーの下から私を睨みつけています。

「遅かったじゃない。何をしていたの」
「何って……」
「奥様を助けに行くわよ」
「え……」

私は突然の里美の言葉に驚きました。

「絵梨子を助けに行くだって? どうやって……」
「○○さん、あなた、寝ぼけているの? 今日は奥さんがやつらに肉体改造されてしまう日なのよ。助けないでどうするの」
「しかし……助けても……」

私は逡巡しました。仮に妻をやつらの手から取り戻しても、妻が落ちた倒錯の性の蟻地獄から妻を救うことが出来るだろうか。妻は私や息子を捨て、何度でも犬山のもとへもどろうとするのではないだろうか。

「○○さん、いったいどうしたの?」
「里美……絵梨子はもう無理かもしれない」
「無理って……どういうこと?」
「もう以前の絵梨子じゃないんだ」
「だったらどうだっていうの? もう○○さんは奥様を愛せないって言うの?」
「そんなことはないっ!」

私は叫ぶように言いました。

「そんなことなないんだ……でも、絵梨子は犬山を選んだ……里美は絵梨子の変貌ぶりを見ていないから分からないかもしれないが……もう元には戻らない」
「見ていたわよ」
「えっ」

私は思わず聞き返しました。

「ずっと見ていたわよ。といっても電気屋を往復する間、2時間くらいは抜けたけれど、奥様への、その……浣腸責めの終わりあたりからはずっと見ていたわ」
「どうして連絡しなかったんだ?」
「機械のセットや録画や……色々忙しかったのよ。その代わり、犬山が奥さんに対してどんなことをやったか、そして犬山と奥様の不倫の証拠も取れたわ」
「しかし……」

私には里美の行動が理解できませんでした。妻を救うために証拠固めをしているのなら、どうしてそれを昨日知らせてくれなかったのでしょう。そうすれば私は精神的にかなり楽になったはずです。

「ごめんなさい……」
「えっ」

里美が小さな声で私に謝ったので、私は再び驚きます。

「私……本当は、奥様が責められている姿から、眼を離すことが出来なかったの」
「どういうことだ?」
「奥様が犬山の責めにのたうちまわり、身悶えしている姿、本当に素晴らしかったわ……だけど、私、自分のそんな気持ちを認めるのが怖かった。奥様がその……尿道責めを受けているあたりから私は自分を慰めたくて我慢できなくなったの。だけど、○○さんの前でそんなことは出来ないわ……それでダウンコンバータを買いに行くって言っていったんログオフしたの。だけど、すぐにまたログインし直したの」
「電気屋に行ったんじゃないのか」
「いえ……ごめんなさい。それも嘘。ダウンコンバータは前日に手に入れていたわ」
「何だって?」

---続く---
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