禁断と背徳の体験告白
前の画面 総合トップ 閲覧履歴
連載作品(官能小説)

役員会[第7話]|SM・調教・性奴隷

お気に入りお気に入り登録済み

←前の作品  目次  次の作品→
    文字サイズ---
  • LL
  • L
  • M
役員会[第7話]

読了目安 4分31秒

[作品No 7] 2023/ 8/27(Sun)
「藤村さんと一緒じゃないのか?」

妻の表情が一瞬ぎこちなくこわばりましたが、すぐに元の笑顔に戻ります。

「役員会の2次会の参加は、私と藤村さんは女性だからということで2回に1回にしてもらっているの。あなたにも悪いし……」

それで遅くなるのは一週置きなのかと、私は納得しました。

「しかしそれではいつも、男4人に女1人で飲んでいるということか」
「そういうことになりますね。あまり気にしたことはありませんでしたが……」

妻はそう言うと私から目を逸らせます。

妻は短大を卒業して銀行に就職し、3年勤めた後に私と見合いで結婚するまでは処女でした。結婚まで男性との付き合いの経験はほとんどなく、合コンなどにもめったにいったことがないと聞いています。男4人に囲まれて飲まなければいけない状況を気にしないはずがありません。

昨夜妻が朦朧とした意識の中でつぶやいた「許して」とか「帰らせて」といった言葉は、そういった抵抗感の中から生まれたものではないかとも思いました。

胸元や内腿のキスマークらしきものから、妻が男の役員たちからセクハラめいた行為を受けているのではないかという懸念も頭に浮かびました。しかしながらこの時点では、地元では名の通った私立高校のPTA役員、いずれもそれなりの社会的地位が有る男たちが、まさかそんなことをするはずがないという思いの方が強かったのです。

「まあ、前もいったが酒はほどほどにしておけ。それに女が一人になるのでは2次会には無理に付き合わなくてもいいんじゃないか?」
「わかしました……でも、これからは必ずお酒は控えますから、2次会には出させてください」
「どうしてだ?」
「会長の犬山さんが、こういった会合は酒が入ってからの方が本音が出て腹を割った話し合いができる。ぜひ私や藤村さんも母親の代表として、交互で良いから参加してくれと。それでなければどうしても男の側に片寄った結論になってしまうとおっしゃって……」
「そうか……」

確かに男社会ではそういう理屈でいわゆる「ノミニケーション」を重んじる傾向がありました。私も妻に対して同じような理屈で夜の付き合いを正当化したことがあります。

「まあ、ほどほどにしておけ。いずれにしてもタクシーで送って来られるような状態まで付き合う必要はない」
「わかりました。そうお願いしてみます」

妻はそう言うと私の方を見ながら、言いにくそうにもじもじしています。

「なんだ、何か言いたいことがあるのか?」
「はい……」

私に促されて妻は口を開きます。

「あなた……昨日あんなことがあったのにちょっと言い出し憎いんですが、再来週の土日にかけて、役員全員で旅行に行こうという話がありまして……」
「再来週? 随分急だな」
「引き継ぎも一段落したので、これからはこんなに頻繁に集まることはないし、ひとまずお疲れさまということで打ち上げをしようという話が盛り上がって……」
「そうか……」

何かうまく表現できない不安にとらわれていた私は、やめておけ、と言いたかったのですが、反対する理由もなく、やがて頷きました。

「藤村さんもくるのか?」
「藤村さんは私が参加しないのなら参加しないと……犬山さんもどうしても無理にとはおっしゃっていません」

そう言われるとますます断りにくくなります。

「わかった。行って来い。折角だからせいぜい楽しんで来い。ただし、今後は酒の入る付き合いは控えるんだぞ」
「ありがとうございます」

妻はほっとしたような表情で私に礼を言いましたが、どことなくその顔色が冴えないのが私には気になりました。

次の朝、出社した私は会議室であるシステム会社からの提案を受けていました。ちなみに私は電子出版事業会社の役員をしています。会社といっても社員全員で15名ほどの中小企業です。

提案されているのは安価な電子会議システムで、通常のインターネットブラウザに、プラグインとして音声と映像のビューアーを仕込んでいるものです。それ自体は別に珍しいものではありません。

ただ、ストリーミング用のファイルに独自のフォーマットが使われているようで、一般的に普及しているビューアーでは視聴出来ません。ストリーミング映像の処理には定評のあるソフトを使っており、思ったよりも鮮明な画像とクリアな音声が再現されました。

---続く---
スポンサー広告