禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

役員会[第3話]|SM・調教・性奴隷

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役員会[第3話]

読了目安 4分01秒

[作品No 3] 2023/ 8/26(Sat)
「大丈夫ですか」

道岡は倒れそうなる妻を抱きとめます。

「運転手さん、ちょっと待って下さい。ご主人、一緒に家の中に運びましょう」
「は……はい」
「足の方を持って下さい、いいですね」

そういうなり道岡は妻の脇から手を回し、背中から上半身を抱えました。私はしょうがなく妻の足を持ち、2人がかりで玄関まで妻を運びます。

「ベッドまで運びましょうか?」
「いいえ、ここで結構です。ありがとうございました」
「そうですか、それでは私はこれで失礼します」

道岡はそう言うと、タクシーに乗り込みます。

「あ、道岡さん……タクシー代」
「ああ……私も帰る途中なので気にしないで下さい。それじゃあ、奥様によろしくお伝え下さい。今日は遅くまでお付き合いさせて申し訳ございませんでした」

そういうと道岡は運転手を促し、走り去っていきました。

私は道岡を見送ると、玄関の床の上で横向きに倒れて苦しげな息を吐いている妻に近寄り、抱きかかえるようにして起こしました。

「絵梨子、しっかりしろ。お前がこんなに飲むなんて珍しいな」
「ああ……あなた……」

妻がぼんやり目を開けて私を見ます。

「ごめんなさい……ごめんなさい……」
「何を謝っているんだ。ああ……役員を引き受けてしまったことか。絵梨子の性格上、断れなくて結局そんなことになるんじゃないかと思っていた。悪いことをするんじゃないんだから、気にしなくていい。俺も出来るだけ協力する」
「そうじゃないの……そうじゃないのよ……」
「まあ、絵梨子もたまには羽目を外すこともあるだろう。今日は新役員同士親睦を深め合ったんだろう? しかし絵梨子は酒が強くないんだから、あまり外で飲み過ぎるんじゃないぞ。人様に迷惑をかけるからな」

私はなぜか「ごめんなさい」と繰り返している妻を寝室に連れて行くと、皺になった薄いグリーンのスーツとシャツブラウスを脱がし、布団をかけようとします。

(おや?)

私の目に、見慣れない妻のパンティが目に止まりました。黒い縁取りのある、豪華なレースをあしらった薄いピンクのものです。

(絵梨子のやつ、こんな下着を持っていたかな?)

妻はいつの間にか寝息を立てていました。私は若干の違和感を感じつつそのまま妻に布団をかけると、自分もパジャマに着替えました。

翌朝は日曜日です。7時半頃に起きた私が隣のベッドを見ると、妻の姿はありませんでした。

(もう起きているのかな)

私は目を擦りながら洗面所に向かいます。隣の浴室からシャワーの音が響いてきました。

(絵梨子……朝っぱらからシャワーか?)

だいぶ暖かくなってきたとはいえまだ3月の末です。朝からシャワーを浴びたくなる季節ではありません。

(風をひかなければ良いが……)

そう思った私は、扉越しに妻に声をかけます。

「絵梨子」

シャワーの音が大きいためか、返事がありません。私は少し声を大きくしてもう一度妻の名を呼びました。すると、浴室の中のシャワーの音がやみました。

「……あなた」
「大丈夫か? 昨日は随分飲んでいたようだが」
「ご迷惑をかけて申し訳ありません……」
「それはいいが……まだ肌寒いから、風邪をひかないようにしろよ」
「はい……」

妻の声が随分沈んでいることが気になりましたが、私はとりあえず手早く顔を洗うと、洗面所を出ました。

私がダイニングのテーブルで朝刊を読んでいると、シャワーを浴び終えた妻が部屋に入ってきました。妻はすっぴんで、昨日とは違いゆったりとしたトレーナーにパンツという普段着の姿です。こころなしか目元が赤くなっているような気がします。

(泣いていたのか?)

妻の様子が気になった私は、新聞をテーブルに置いて声をかけました。

---続く---
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