禁断と背徳の体験告白
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連載作品(官能小説)

役員会[第2話]|SM・調教・性奴隷

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役員会[第2話]

読了目安 4分41秒

[作品No 2] 2023/ 8/26(Sat)
息子は受験勉強のために図書館に行っています。私は録画したまま溜まっているビデオを見ながら、休日を過ごしていました。ふと気がつくと時計は6時近くを指していました。

(もうこんな時間か……)

夕食の支度に間に合うように帰るといっていましたから、そろそろ妻は帰ってきても良さそうです。役員就任を断るというだけだから、それほど時間がかかるとは思っていませんでした。横浜まで出たついでに買い物でもしているのだろうか。そんなことを考えていたとき、私の携帯に着信がありました。妻からです。

「もしもし」
(……あなた……すみません、急に食事をしていくことになりまして、申し訳ないんですが、夕食は外で済ませていただけますか?)
「それは構わないが……役員の話はどうなった? まだ揉めているのか?」
(そういうわけじゃないんですが……すみません、帰ったらゆっくりお話します)

そう言うと妻は電話を切ってしまいました。私は不審に思いながらも、藤村さんと話し込んで、そのまま食事をするということにでもなったのだろうと思いました。妻にしては珍しいことですが、PTA以外ではあまり外づきあいをしない方でしたから、たまにはそういうこともあっても良いだろうと思いました。

私は暫くしてから図書館から帰ってきた息子といっしょに、近所の焼肉屋に行きました。高校生の男の子というのは食欲が旺盛で、見ていると気持ちよくなるほど食べます。私もつい釣られて食べ過ぎてしまい、また久しぶりに息子とゆっくり話し込んだため、家に帰ったら9時近くになっていました。さすがに妻は先に帰っているだろうと思っていたのですが、家は真っ暗でした。

(遅いな……)

私は少し引っかかるものを感じましたが、子供ではないのですから、42歳にもなった妻が帰りが9時になったからといって騒ぐほどのことでもありません。私は風呂に入り、焼酎をロックで飲んでテレビを見ながら妻の帰りを待っていました。

いつの間にか時計は11時近くを指していました。駅から家までは歩くとかなり時間がかかりますので、通常はバスを利用しますが、休日ダイヤですとそろそろバスもなくなる頃です。私はすでにアルコールが入っていますので、妻を迎えに行くことも出来ません。私は心配になり、妻の携帯に電話をしました。

しかしながら応答はなく「電波の入っていない場所にいるか、電源が入っていません」という聞き慣れたメッセージが流れるだけでした。その時、家の前に車が止まる音がしました。

玄関を開けて外に出ると、門の前にタクシーが止まっていました。私と同じくらいの年の髪をオールバックにして縁なしの眼鏡をかけた長身の男がタクシーから降り、妻を抱きかかえるようにして下ろしています。

「絵梨子」

私が呼びかけると、妻はぼんやりした表情を向けました。かなり酒を飲んでいるのか顔は真っ赤に染まっています。

「ご主人ですか?」

オールバックの男が私を見て話し掛けてきました。

「はい」
「はじめまして、私、B高校PTA副会長の道岡と申します」
「副会長さん?」
「はい、正確にはまだ候補ですが。今年は文化部の部長をやっておりました。奥様とは部が違いましたが、いろいろお世話になりまして」
「そうですか、こちらこそ家内がお世話になりました」

道岡と名乗った男は私に向かって丁寧にお辞儀をします。私も釣られてお辞儀を返しました。

「今日は奥様に無理なお願いをしまして……わが校のPTAの現状などを詳しくご説明しているうちにすっかり遅くなりまして申し訳ございません。おかげさまで奥様もわれわれの活動の趣旨にご賛同いただきまして、快く役員を引き受けていただきました。ご主人にはこれから色々とご不自由をおかけすることになるかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします」

そこまで一口でいうと道岡は再び深々とお辞儀をします。

「そうなんですか? いや、こちらこそよろしくお願いいたします」

道岡に抱きかかえられるように立っている妻は、苦しげに息をしています。

今日は藤村さんに会って役員就任を断りに行ったはずなのに、どうしてこうなったのだろう。私の頭の中に疑問符が渦巻きましたが、今はかなり酒によっているらしい妻を介抱するのが専決です。私は道岡から妻を受け取ると、背中をさすります。

「大丈夫か、絵梨子、しっかりしろ」
「あなた……」

妻は薄く目を開けて私を見ると、急に力が抜けたように私によりかかります。私は思わずよろけそうになりました。

---続く---
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