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邦宏の予感は当たっていた。妹の旦那に不倫相手がいたのである。それも、和美と見合いする以前から続いていたようである。相手の女は亭主持ちだった。
その不倫に真っ先に気付いたのが邦宏だった。それとなく和美に注意したが、嘘だと言い張る和美。仕方無く邦宏が私立探偵を雇ってその証拠を和美に突き付けた。
「悪いことは言わない。あんな男とは別れろ」
泣き崩れる和美に言い聞かせ、邦宏が妹の旦那を詰問した。動かぬ証拠を突き付けられ、その男がようやく頭を下げた。二度と逢わないと土下座までした。仕方無く引き下がった邦宏だったが、その後も不倫が止むことは無かった。最早邦宏は許そうとしなかった。多額のローンが残っていた住まいは諦めたが、預金など全てを妹に渡すことで協議離婚を承諾させた。行き場を無くした和美は邦宏が引き取った。
和美には離婚が余程ショックなでき事だったようで、そのまま閉じこもりになってしまった。食事も摂らず、部屋から一歩も出て来ない。仕方無く弁当や飲み物を差し入れた邦宏だが、風呂は勿論、トイレにも出て来ない和美に邦宏が業を煮やした。一週間もすると和美の部屋は凄い臭いで窓も開けられない状態になった。
「おい、出て来い」
溜まりかねた邦宏が和美を部屋から引きずり出した。泣き叫ぶ和美を風呂場に連れて行き、着ているものを全て剥ぎ取った。汚れで固まった髪。首の周りにも垢がこびり付いていた。
「いい加減にしろ」
子供のように頭から足の先まで邦宏が擦ってやると和美が大人しくなった。最後に湯を浴びせると泣きながら和美が抱き付いて来た。
「分かってる。好きなだけ泣け」
その晩、邦宏は和美を抱いて寝た。兄の腕に抱かれ、和美が静かな寝息を立て始める。泣き腫らして目を真っ赤にした妹を見て不憫に思った邦宏が頬にそっと口付けした。
「ありがと」
和美が邦宏の胸に顔を埋めて来た。
「あいつのことは早く忘れろ。これからは俺が和美を守ってやる」
「うん。もう兄さんから離れない」
二人が顔を見合わせた。兄妹が抱き合って寝るのはこれが初めてだった。邦宏がそっと顔を寄せると和美が驚いたように目を見開いた。唇が重なっても和美は動かなかった。
「忘れろ、あいつのことは忘れるんだ」
邦宏の手が和美の胸に伸びた。
「兄さん・・・・・・」
和美が戸惑ったように体を退いた。
「いいから、俺に任せろ」
「だって、私達・・・・・・」
「それも忘れろ。これから俺たち二人で生きて行くんだ。いいな?」
和美が顔を赤くして頷いた。
邦宏の予想通り、和美は男と女のことに関しては全くの無知だった。旦那に抱かれたのも数える位、それも一方的に突っ込まれただけらしい。邦宏が脚の間に顔を埋めようとすると必死で抵抗した。
「何するの、止めて。そんなとこ汚いから」
「いいから俺に任せるんだ。ほら、もっと力を抜いて」
それでも和美は脚を開かなかった。仕方無く乳首を口で転がしながら指先だけの愛撫を続ける邦宏。ようやく潤んで来た妹の中に邦宏が押し入ったのは夜中も大分過ぎた頃だった。
「大丈夫か?」
「うん、ちょっと痛いけど、平気」
「もっとリラックスして。ここに神経を集中するんだ」
邦宏が一つになったところを指でなぞった。
「恥ずかしい」
和美がもう一度邦宏の胸に顔を埋めた。
その晩、邦宏は一睡もせずに妹を抱き続けた。始めの内は身体が固かった和美だが、ゆっくりと動き続ける邦宏に少しずつ自分も合わせ始めた。
「何か変になりそう」
和美が呟いた。
「ん、痛いか?」
「そうじゃないの。ここが熱い」
和美が初めて手を伸ばして来た。
「入ってるのね」
「うん」
「気持ち良くなりそう」
「もっとなれ。遠慮するな」
兄妹だからお互いに遠慮はない。一旦堰を切ると和美の気持ちがどんどん和らいで行った。
「それ、凄くいい。あっ、あっ」
和美が眉根に皺を寄せた。
「こんなの、初めて」
夜が明けた頃、いつの間にか眠ってしまった和美の唇に邦宏がそっと口付けした。和美が目を開けた。
「これからも、ずっと可愛がってくれる?」
「勿論だ。そうでなければ抱いたりはしない」
「嬉しい。私、別れて良かった」
次の晩、会社から戻った邦宏が二人だけの新婚旅行に行こうと和美を誘った。一週間の休暇を取ったのである。その旅行で選んだのがこの温泉だった。
「私はもう五十近いし、こいつも四十過ぎてます。お互い張り合いの無い余生を送る位なら、一緒に地獄に堕ちて、目一杯最後の人生を楽しもうじゃないか、ってことなんですよ」
邦宏がもう一度和美を抱き寄せた。
「しかし、とんでも無いところを見られてしまいましたね」
「大丈夫です。心配しないで下さい」
進がそう言って久仁子を自分の方に引き寄せた。麻美も負けじと達夫の手を引き寄せる。
「お互いに似たもの同士と言う訳ですね」
邦宏が安心したように笑った。
風呂から上がったところで進が自分たちの部屋に戻ろうとした。
「そろそろ寝ようか?」
「そうね、私も」
久仁子が後から付いて行った。
自分たちの部屋に戻った麻美が達夫をギュッと抱きしめた。
「タッちゃんが欲しい」
「僕もママが欲しい」
「さっきは辛かった」
「さっきって?」
「久仁子ちゃんとタッちゃん見てた時」
「だって、ママだって進さんと散々してたじゃない」
「それとこれは別」
「狡い」
「向こうも今頃かしら。でも、今晩は無理かな」
「多分ね」
浴衣を脱ぎ捨てて素肌になった麻美が達夫の前に跪いた。浴衣の裾を分け、飛び出して来たものに頬ずりした。
「さっき、久仁子ちゃんにして貰わなかったでしょ?」
麻美がそっと口に含んだ。その動きが段々きつくなる。一度口で果ててからと思ったのだろう。
「ママ、寝て」
達夫が麻美の顔を引き離した。
「ん、まだよ」
「そうじゃなくって、僕もママにキスしたいから」
「うん、分かった」
仰向けになった麻美の上から達夫が逆向きに被さった。茂みの中の突起が既に大きく飛び出している。達夫がそれを口に含むと麻美の口が止まった。
同じ頃、久仁子も進の上にのし掛かっていた。今日はまだ無理だと進に言われた久仁子が自分から父親を口に含んだのである。進も娘のきれいな割れ目に舌を差し込んでいる。後ろまで動くその舌に久仁子が身を揉んだ。
次の晩は達夫と久仁子が一緒に寝た。
「大丈夫だから動いて」
達夫がゆっくり一つになると久仁子が腰を揺すりながらそう言った。
「痛くない?」
「平気」
達夫が気遣いながらゆっくり腰を回し始めた。昨日の晩、麻美に教えて貰った動きである。こうすれば少しは痛みが軽くなるらしい。
「ねえ、昨日、ママとエッチした?」
久仁子がそう言って唇を押し付けた。
「うん」
「どうだった?」
「良かったって言ったら、怒る?」
「ううん。でも、ちょっぴり妬けるかも」
「久仁ちゃんも、パパとしたんでしょ?」
「お口でね。最後にちょこっとだけ入れて貰ったけど」
「どうだった?」
「分からない。嬉しかったけど。でもさあ、私達って凄いよね。自分の親とエッチしちゃってるんだから」
「これから先もずっとかな?」
「勿論よ。私、きっと達夫くんのお嫁さんになるわ」
「まだ分からないよ」
「ううん、他の人と一緒になったら、パパに可愛がって貰えないじゃない?」
「うん。そうだね。僕もママと一緒だし。でもさあ、昨日、何でママと進さんがしちゃったんだろう。初めて会ったのに」
「さあ、二人に聞いてみれば。それ言うなら、私と達夫くんも同じよ」
「うん、凄いラッキーだと思う。初めてが久仁ちゃんで」
「私も達夫くんじゃなきゃ嫌」
久仁子が腰を擦り付けて来た。もうそれ程痛まないらしい。達夫が少し強めに動くと久仁子が目をつぶった。
「痛い?」
「ううん。大丈夫。奥の方が変な感じ」
「どんな感じ?」
「気持ちいいって、こう言うのかな」
「良かった。僕は凄くいい。久仁ちゃんの中に入ってると思うと余計」
「あっ、動いた。ねえ、それって、わざと動かしてるの?」
「うん。これ?」
「それそれ。凄くいい」
今日の久仁子は奥の方までかなり潤んでいた。達夫が動くとつながったところから粘っこい音がする。その度に久仁子がきつくしがみ付いた。
最後の晩は達夫達の部屋で四人が一緒に過ごした。邦宏たち兄妹も押し掛けて来た。達夫が麻美と、久仁子が進と抱き合っているのを見て二人が目を丸くした。
「本当なんですね」
和美が眩しそうに二組のカップルを見比べた。
「どうぞ、ご遠慮無く」
麻美が達夫の下から顔だけ出して和美にウィンクした。
---続く---