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でも、メール読んだら分かってるでしょうけど、私の方から電話なんかできないので困ってました。
そうですか、浩良さん、亡くなったんですね。知りませんでした。
ごめんなさいね。私はあなたのパパと、ずっといけないことしてました。浩良さんが亡くなる三日前にもホテルで一緒だったんです。だから、あんなメール出しました。まさか、浩良さん以外の人に、まして息子さんに読まれたなんて、恥ずかしくて顔が真っ赤になってます。目も涙で真っ赤ですけど。
一つだけお願いがあります。私のことはママに言わないで下さい。今更知ったところで、ママは悲しむだけだし、隠しておいても、別に、もう何も無いことですから。
もう一つ、ちょっと困ったことがあります。浩良さん、私の写真とかビデオ持ってる筈なんです。見られたら困るような、とっても恥ずかしいものなんです。見ないでってお願いしたいけど、無理かしら?
無理よね。でも、それだけは絶対にママに見せないで。一生のお願いです。
もう少し時間が経ったら、達夫さんにも会ってみたいと思っています。達夫さんは幾つですか? 中学生? それとも高校生かしら? 文章が上手だから、きっと高校生ね。
無理にとは言いません。もし会って貰えるなら、その時に連絡先を教えます。
教えて下さって、とても感謝してます。 圭子」
読み終えた達夫がドキドキした。写真やビデオ、それも恥ずかしいものだとすると余計見たくなる。
父親も達夫が使っているのと同じ画像管理ソフトを使っていた。そのプログラムを開くとサムネイルと呼ばれる小さな画像の見出しが次々と画面に並んで行く。フォルダ名は「KK」で、そのどれもがヌード写真である。どうやら圭子の写真を集めたものらしい。この手のソフトでは最後に見たフォルダが自動的に表示される。達夫の父親はデートの余韻をこれらの写真で楽しんでいたのだろう。
最初の写真は正面から全身を写したものである。素早くその見出し画像をダブルクリックすると画面一杯に大写しになった。父親の使っていたディスプレイは二十四インチなので凄い迫力である。その大画面の中で裸の女がこちらを向いて微笑んでいた。
達夫が唸った。やはり親子と言うべきか、顔立ちもスタイルも達夫好みだった。優しそうな大きな目が印象的で、歳は二十代後半くらいに見える。胸は大きい方ではないが、形がよく、乳首が小さかった。下に目を移すと殆ど翳りが無く、僅かに切れ込みが見えていた。
達夫が一旦全身の写真を閉じ、改めて見出しを見て行った。写真の枚数は数百枚に及んでいる。父親の使っていたデジカメは少し前のプロ仕様一眼レフなのでどの写真も鮮明に写っていた。達夫がもう一度全身の写真を開き、スライドショーのボタンを押した。これは一定間隔で次々に写真を表示させる機能である。色々な角度から写された写真が段々アップになり、徐々に女の部分が拡大して行く。脚を大きく開いたもの、四つん這いになったところを真後ろから撮ったもの等、どれもその部分が中心になっていた。
やや厚ぼったい襞は周りよりも赤みが強い。襞の最上部は頭巾のような形で、その中からピンク色の、全体のバランスから見たらやや大きめの粒が顔を覗かせている。中には指先で襞を広げたアップ写真も含まれていた。への字に結んだ入り口。物欲しそうにポッカリと開いた穴から奥の様子が見えている。この手の写真は見慣れた達夫だが、出回っている無修正画像の殆どが外人で、日本人のその部分がここまで鮮明に、一千二百万画素の高解像度で写されたものは見たことが無い。産毛の一本一本までがリアルで、湧き出た透明な滴が光っていた。
達夫は更にサブフォルダと呼ばれる小引き出しを開いた。フォルダの名前は「PIPI」になっている。出て来たのは全てアップばかり。開いた襞の間から雫が垂れていたり、中には勢いよく放物線を描いて前に飛ばしているものさえあった。
達夫はPIPIがフランス語でおしっこを表す幼児言葉だと気付いた。英語ならPEEである。父親にこんな趣味があったのが意外でもあり、思わずニヤッとしてしまった。まさか息子が自分のコレクションをこうして覗くことなど、夢にも思っていなかったに違い無い。
一通り圭子とおぼしき写真を見終わった達夫が別のフォルダに移った。他の写真の殆どがインターネット、それもニュースグループと呼ばれるところから集めたものらしい。やはりアップ写真と放尿シーンが数多く収められていた。
それでも、父親のコレクションには男女の絡みは全く見当たらなかった。指を入れている写真はあったが、バイブをくわえ込んだものも見当たらない。その辺りに父親の趣味を見た思いがした。
達夫が全く別の場所に「AI」と言うフォルダを見付けた。AIは愛だろうか。何気無く開いたそのフォルダにもヌード写真やアップ画像が満載だった。こちらはかなり毛深く、襞の色が黒ずんでいる。広げた襞の中は濃いサーモンピンクだった。
これらの写真は色調と解像度が他とは違っていた。どうやらイメージスキャナで取り込んだものらしい。元はポラロイドのインスタント写真のようである。もしかしたらデジカメが発売される以前に撮られた写真かも知れない。
フォルダの写真を見て行くと、何となく見覚えのある顔立ちばかりだった。達夫が上半身を正面から写した写真を開いてハッとした。それは母親の若い頃の写真だった。母親の旧姓は五十嵐である。「AI」は五十嵐麻美のイニシアルで、これらの写真は結婚前に父親が撮ったものに間違い無さそうだった。
麻美は今でも童顔で愛らしい顔立ちをしている。その母親が真っ黒な毛に囲まれた生々しい女の姿をしていると知って達夫が思わず生唾を飲み込んだ。
圭子のきれいなその部分にも魅力を感じたが、母親の、どちらかと言えば女を強く意識させる姿も捨てがたい。最後の方に麻美が大きな粒を露出させている写真が出て来た。それは小指の第一関節位ありそうで、直角に襞の中から飛び出していた。
達夫がハッとした。今朝、布団の中でパジャマのボタンだと思ったあの突起。実は麻美の身体の一部に他ならなかったのである。しかも、大きくなって固くなっていたと言うことは、達夫だけでなく、麻美も負けず劣らず興奮していたことを意味している。まだ未経験の達夫でもその位の知識は持ち合わせていた。
そこまで考えた達夫がもう一度ドキッとした。こんな写真、見なければ良かったと後悔した。その生々しいものが自分の腿や、場合によったら一番敏感なところに押し付けられる。麻美は今晩も一緒に寝る積もりだろう。果たしてその時、自分が冷静でいられるかどうか、達夫は全く自信が持てなかった。
改めて見る麻美の若い頃はとても魅力的である。特に悩ましげな視線を送って来るその目が達夫の心をかき乱した。若き日の母親に恋してしまった自分に達夫は動揺しながらも次々と写真を開いて行った。女の部分の大写しは沢山あったが、流石に放尿シーンは一つもなかった。安心したような、ガッカリしたような、複雑な気分で達夫がもう一度最初からスライドショーを実行して母親の姿を目に焼き付けて行った。何度見ても麻美の若い姿は魅力的である。
「ただいま。達夫、帰ってるんでしょ」
麻美の声に達夫が慌てて写真を消した。ドアが開くのと画面から麻美の姿が消えるのが殆ど同時だった。
「何か面白いの、見付かった?」
達夫の慌て振りを見て麻美が意味ありげな視線を送って来た。
「えっ、うん。ちょっとね」
「もしかして、エッチな写真でもあったんじゃないの?良かったら後で見せてね」
「えっ、まあね」
「お葬式の挨拶回りに行って来たの。お土産に鶴瀬の豆餅と大福買って来たから、食べない?」
「食べる、食べる。あそこの豆餅、美味しいんだよね」
「大福も美味しいわよ。さ、降りてらっしゃい」
達夫の脳裏にまだ麻美の生々しい姿が焼き付いていた。短めのスカートの中に、あの毛むくじゃならなものが包まれていると思うと、固くなって来るパンツの中を抑えるのが大変だった。麻美はついでに買い物もして来たらしい。紙袋からお揃いのカッターシャツを出して並べて見せた。
「ねえ、今度の旅行、これ着て行こうね」
「えっ、ママとペアルックで行くの?」
「大丈夫よ。上に着るのはそれぞれ違うんだから。あっ、これも。これなら外から見ても分からないでしょ?」
麻美が紙袋の底から小さな包みを取り出した。ペアルックの下着だった。どちらもかなり際どいビキニである。
「どうかしてるよ、ママ。それって、恋人同士が履くもんだよ」
「うん。そうよ。今度の旅行はそのつもりで行くの」
「困ったママ」
達夫はその下着を見せ合っている二人の姿を想像して思わず顔を赤くした。こんな小さな下着では麻美の濃い茂みがはみ出してしまうだろう。
「やだ、顔が赤くなってるわ」
麻美がそう言って達夫をからかった。
その晩も麻美は達夫のベッドに潜り込んで来た。今日は最初から腰を擦り付けて来るので、どうしても前が強張ってしまう。麻美の方もそれは同じらしく、二人の固くなったものが触れ合った。それ以上の気配は見せなかったが、麻美は時々固くなった突起を達夫に擦り付けた。その度に我慢が限界に来た達夫がヒクついてしまう。それを感じた麻美が更に強く抱き付く。やがて麻美が静かな寝息を立て始めたが、達夫は暫く寝付けず、悶々とした時間を過ごすハメになってしまった。
翌日、達夫はもう一度圭子にメールを送った。
「圭子さん、今日は。達夫です。
ごめんなさい、写真見ました。凄い美人でビックリしました。
写真、消さないで持っててもいいでしょう? ママは勿論、他の人には絶対に見せません。約束します。
インターネットで出回っているヌード写真ってわざとらしいのが多いけど、圭子さんのは全然そんな感じがしないのできれいだと思います。
この写真、全部パパが撮ったんですね? 僕も早くそう言うことができる相手に巡り会いたいと思います。
圭子さんにも一度会ってみたいけど、今すぐは無理ですよね? 当分は写真で我慢します。
でも、おかずになんかしませんから安心して下さい(笑)約束します。
時々メールしてもいいですか? 落ち着いたら、またパパのことを話しましょう。 達夫」
---続く---