禁断と背徳の体験告白
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官能小説

初夜|近親相姦・近親相愛

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初夜

読了目安 16分22秒

[作品No 31] 2022/ 1/ 4(Tue)
「何とかならないの?」
 雅代が荷造りに余念の無い娘の美紀子に食い下がった。
「よりによって、何であんたが結婚式の晩に出張に行かなければならないのよ」
 美紀子は旅行代理店で添乗員をしている。この仕事は結婚しても続ける積もりである。会社には休暇願を出して受理されていた。
「仕方無いじゃない。予定していた人が急に入院しちゃったんだから」
「だったら、他の誰かに頼めばいいじゃない」
「それが出来る位なら引き受ける訳、無いでしょ」
「だったら、せめて喜久夫さんも一緒に」
「何度言わせるの。もう、どうやったって飛行機の座席が取れないんだから。ゴールデンウィークのドピークなのよ」
「でも・・・・・・」
「もう言わないで。一番辛いのは私なんだから」
 予想通り、翌日の結婚式は慌ただしいものになった。披露宴がはねてすぐに花嫁が成田に駆け付けねばならない。それも、花婿を置いて一人きりで。
 新婦の美紀子も、母親の雅代も、二人とも感慨に浸る余裕など無く、ただただ時計と睨めっこの披露宴になってしまった。
「じゃあ、時間だから。後のことはよろしく」
 呼んであったタクシーに乗り込んだ美紀子があたふたと出掛けて行った。去りゆくタクシーを新郎と新婦の母親、そして列席者が見送るという例のない形で披露宴がはねた。
 新郎の喜久夫と雅代が列席者の一人一人に非礼を詫び、ようやく落ち着いた頃には午後六時を過ぎていた。美紀子は既に搭乗の手続きを終えて機内に乗り込んでいる頃である。
「ごめんなさいね。こんなことになってしまって」
 キャンセルせずに取っておいた都心のホテルの一室に戻った雅代が和服の帯を弛めながら喜久夫に謝った。
「仕方無いですよ。仕事ですから」
「そうは言ってもねえ」
 雅代と美紀子はこれまで親子二人暮らし。美紀子には父親がいない。いわゆるシングルマザーなのである。
 喜久夫の方はアパートの独り暮らし。両親はいるのだが、喜久夫が生まれてすぐに離婚してしまい、どちらも喜久夫の面倒を見なかったので父方の祖父母が喜久夫を育て上げた。資産家だった祖父は息子を勘当し、代わって喜久夫を養子にした。その祖父母も今は亡く、新郎側の親類は誰一人として今日の式には並ばなかった。
「どうします?家に戻りますか?それとも・・・・・・」
 喜久夫も礼服の上着を脱ぎ、ネクタイを外しながら雅代に聞いた。留守がちな美紀子が雅代との同居を希望したので喜久夫は既に自分のアパートを引き払っている。
「帰っても食事とか大変でしょう。今晩はここに泊まって、せめて食事くらい豪勢に行きましょう」
 喜久夫がベッドに腰掛けながら言った。
「そうねえ、私はその方が有り難いけど。でも、新婚初夜に、娘の代わりに一緒の部屋に泊まるなんて、ばつが悪いわ」
 結婚初夜に取った部屋だから当然ダブルである。
「大丈夫ですよ。代わりを勤めろなんて言いませんから」
「まさか」
 雅代が照れたように喜久夫の顔を見た。
「花嫁の代わりがこんなおばあちゃんじゃ、それこそ幻滅よねえ」
「いえいえ、まだまだ捨てたもんじゃありませんよ」
「変なこと言わないで。おばあちゃんがその気になったって責任取れないくせに」
「さあ、お義母さん次第かも」
 雅代が一瞬熱い視線を喜久夫に送り、すぐに真顔に戻った。
「冗談は兎も角、着替えましょう。お風呂用意するわね」
 浴室に入って行く雅代の後ろ姿を見送りながら、喜久夫は落ち着かない気分でワイシャツのボタンを外し始めた。
 雅代は十代で娘を産んだのでまだ四十前。大柄な体付きの割には贅肉が付いていないので、後ろ姿だけなら十分二十代で通る。顔立ちもどちらかと言えば童顔で、娘の美紀子と並んで歩いていると姉妹に間違われることが多かった。
 美紀子との付き合い始め、家に遊びに行って雅代に会う度に、喜久夫の胸に何となく甘酸っぱい気持ちがこみ上げて来ることが何度もあった。その雅代と、よりによって新婚初夜を同じホテルの一室で過ごすことになったのである。当の雅代自身も嫌がるどころか、むしろそんな状況を楽しんでいるようにさえ見えた。
「さ、用意が出来たから先に入って。何なら背中くらい流しましょうか?」
「い、いえ。そんなことまでさせては申し訳けないです」
「遠慮しなくてもいいのよ。でも、その申し訳けないって、誰に申し訳けないのかしら?」
「えっ、そりゃあ、お義母さんに」
「じゃあ、私がいいって言えば?」
「困らせないで下さい。お義母さんの身体見て、平静でいられる自信なんて無いですから」
「やだ、私まで裸になって、一緒に入ると思ったの?」
「えっ、いや、そんな訳じゃ」
「いいわ、お望み通りにして差し上げるわよ」
「もう勘弁して下さい。じゃあ、お先に入らせて頂きます」
 風呂に入りながら、喜久夫はいつ雅代が裸で入って来るか気が気では無かったが、流石に雅代もそこまではしないようだった。
 ホッとした喜久夫が備え付けのガウンを羽織って部屋に戻る。雅代はその間に和服を脱いで同じガウンに着替えていた。
「じゃあ、私も入っちゃうから、その間に出掛ける支度しててね。夜は何食べようか。和食?洋食?」
「和食がいいかな。洋食じゃ披露宴の料理と代わり映えしないでしょう」
「そうね。じゃ、お寿司食べに行こう」
「あっ、いいですね。そうしましょう」
 風呂から上がって来た雅代は化粧を落としていた。その方が可愛く見えるな、 と喜久夫がジッと見詰めた。
「やあねえ、そんなに見詰めないで。お化粧落として来たから、化けの皮が剥げちゃってるでしょ?」
 雅代が恥ずかしそうに笑った。
「いえいえ、雅代さんはスッピンの方がずっといいですよ」
 喜久夫がそれまでのお義母さんという呼び方をやめた。名前を呼ばれた雅代が一瞬ギクッと肩を震わせた。
「からかわないで。さ、食べに行きましょう。どうも宴会料理って苦手なのよね。それに、慌ただしくて食べてる暇無かったし」
「僕もです」
 ホテルを出て最初に目に付いた寿司屋に二人が入った。
「お任せで。ちょっとお腹空いてるから、多めに。あ、シャリは普通でいいよ」
 喜久夫がそう頼むと雅代がニコッとした。
「お任せって言うのが気に入ったわ」
「その方が今日のお勧めを出して貰えるでしょ?」
 板前が二人の前に上がりの湯飲みを置いた。
「お飲み物は」
「生ビール」
「私も」
「かしこまりました」
 二人がビールのジョッキで乾杯した。
「これ、摘みにどうぞ」
 小鉢に入ったアワビの肝が出された。
「今頃美紀子は飛行機の中ね。機内食じゃ味気ないだろうなあ」
「ツアーだからエコノミーでしょう。こっちばっかり寿司で悪いかな」
「しょうがないわよ。それがあの子の仕事なんだから」
 板前はどう言うカップルなのか値踏みしているようだった。続いて出て来たのは白身だった。
「美味しいわ。これ何?」
 雅代が板前に聞いた。
「クロソイじゃないかな、この甘味は」
 板前がチラッと喜久夫を見て頷いた。
「ふうん、ソイってこんなに美味しいんだ」
 次ぎに出て来たのは生サバだった。
「旨い。関かな?」
 喜久夫が聞いた。
「関じゃないんですが、同じ豊予海峡で捕れたものです。岬って一文字でさきサバって呼ばれてます。お値段は関ほどじゃないんで、いいのが入った時は使うんですよ」
 正直な店だなと喜久夫が思った。これなら関サバだと言っても文句を言う客はいないはずである。
「お寿司にして正解だったわね。これなら幾らでも食べられそう」
 雅代も喜久夫と同じペースで寿司を口に運んで行く。中トロに続いて生ホッキが出た。喜久夫は貝の中では生ホッキが一番好きである。
「すいません、生ホッキもう一つ」
「私も」
 コハダ、ネギトロなどが次々に出された。
「まだ何か握りましょうか?」
 板前が聞いた。
「そうだな、さっきの岬サバでしめようか。雅代さんは」
「私はもうお腹一杯」
 寿司屋を出ると雅代が喜久夫の腕を取った。
「お寿司屋さんに、それも二人で行ったのなんて、何年振りかしら」
「そう言えば僕も久し振りです」
「お蔭でいい思いさせて貰ったわ」
 部屋に戻った二人が顔を見合わせた。食事の間はそれなりに話題もあるのだが、後は風呂に入って寝るだけである。
「疲れたでしょう。ゆっくりお風呂に入って寝たら?」
「そうですね。お湯、溜めて来ます」
 十分ほどで湯が溜まったので喜久夫が先に入った。浅めの洋式バスタブで身体を伸ばしているとドアが開いた。
「えっ、雅代さん・・・・・・」
 姿を現した雅代は裸だった。
「もう後は寝るだけでしょ。お約束通りに背中を流して差し上げますわ。嫌じゃなければ他の所も」
 喜久夫が腰を退いた。湯が浅いので前が丸見えだったのである。
 後ろ手にドアを閉めた雅代がバスタブの縁まで来た。前を隠さない雅代に戸惑った喜久夫が顔を背けた。
「はい、奥方様からよ」
 雅代が携帯を差し出した。
「えっ、美紀子から?」
 喜久夫が信じられないという顔をした。美紀子は既に飛行機の中。今頃はロシア上空のはずである。
「飛行機が故障して、今夜は飛べなかったんですって。成田からよ」
 雅代が笑いながら携帯を渡した。
「もしもし」
「喜久夫さん、私。うん、ママの言う通りなのよ。今晩は成田泊まり。エンドースしようにも他のキャリアも全部満席だから、整備を待って明日の朝一番で出ることになったの」
 そこまで一気に喋った美紀子が一息ついた。
「飯は済んだのか?」
「うん。キャリアが申し訳無いってまともな料理を用意してくれたわ」
「こっちはさっき寿司を食って来たところだ。悪いな」
「わっ、悔しい。帰ったら私にもご馳走してね」
「うん」
 美紀子がまた一息ついた。
「ところで、新婚旅行の宿のことだけど」
「ああ、キャンセルできないのか?」
「ゴールデンウィークよ。全額戻って来ないわ。勿体ないから、行って」
「行くって言っても、一人じゃ面白く無いよ」
「二人で行けばいいじゃない、ママと」
「えっ、雅代さんと?」
「うん。目の前にいるんでしょ」
「あ、ああ」
 美紀子がクスッと笑った。
「何だ?」
 喜久夫が不機嫌そうに聞いた。
「えっ、うん。私とは今更だけど、ママとは初めてでしょ?」
「何の話だ?」
「勿論、初夜よ」
「初夜・・・・・・」
 言ってしまった喜久夫が慌てて雅代の顔を見た。雅代がニッと笑い返した。
「勿論、私が戻るまでの期限付きよ。言ってみれば代打かな」
「雅代さんが代打・・・・・・」
「うん。ママに代打満塁ホームランなんか打たないでって言っといてね」
「う、うん」
 話している間に雅代が喜久夫の空いた手を取った。その手がソッと茂みに押し付けられる。
「ねえ、これからもきっと代打の機会って、一杯あると思うんだ。妊娠とか出産とか、あっ、その前に私の添乗とか」
 美紀子が話を続けた。喜久夫はその話を聞きながら指を動かし始めた。雅代がそっと脚を開いた。
「ねっ、そんな機会って結構ありそうでしょ?今回はその予行演習のつもりで頑張ってね」
「ほんとにいいのか、それで?」
「ふふ、喜久夫さんもママのこと、満更じゃ無さそうね」
「あ、ああ。雅代さんは美紀子の二十年後のようなもんだろ。嫌な訳無いさ」
「かもね」
 美紀子がまた一息置いた。
「ねえ」
「何だ?」
「二時間したら、また電話してもいい?」
「何で二時間なんだ?」
「それだけあれば、しっかりできるでしょ?どんなだったか、二人に感想が聞きたいんだ」
「おい、ちょっと悪趣味だぞ」
「ううん、私が戻ったら、三人でしようね」
「おいおい」
 そこまで黙って聞いていた雅代が湯船の縁を跨いで喜久夫の上に腰掛けて来た。
「あれ、ママもお風呂に入ってたの*」
 美紀子が水音に気付いたらしい。
「う、うん」
 喜久夫が生返事をした。
「そうよ。私も今、お湯に入ったところ」
 雅代が嬉しそうに口を挟んだ。
「わっ、これからなんだ。ねえ、実況しながらできない?」
 雅代が真上を向いた喜久夫を握りしめた。
「喜久夫さんは無理みたいね。ちょっと待って」
 雅代が何回か腰を上下させて喜久夫の強張った先端を自分に擦り付けた。
「ん」
 雅代が角度を変えて尻を後ろに突き出した。先端がスルッと潜り込んだ。
「電話、貸して」
 そう言いながら雅代が体重を掛けると喜久夫が雅代の中に根元まではまり込んだ。
「入ったわよ」
 喜久夫から携帯を受け取った雅代が報告した。
「入ったって、どんな風に?」
「喜久夫さんがお風呂に入ってて、その上から私が後ろ向きに跨いでるの」
「どんな感じ?」
「何、感じって?」
「彼のおちんちん」
「ああ、いい具合だよ。もう長いことしてないせいか、ちょっときついけど」
「奥まで届いてるの?」
「うん」
「そっか、私とママって、中まで似てるのかも」
「あんた、何で私に報告させるの?」
「だって、初夜だもん」
「あんた達のでしょ?」
「うん。でも、私のせいで台無しになったんだから、せめて彼には目一杯楽しんで貰いたかったの。うまいことに、ママも一緒にホテルにいてくれたし」
「それでいいの?」
「そうして欲しいの。新婚旅行も二人で行ってね」
「はいはい。電話、回そうか」
「うん、そうして」
 雅代が後ろ手に携帯を喜久夫に渡し、湯船の縁に両手を突いて腰を動かし始めた。その拍子に湯が大きく波打った。
「ねえ、しゃべれる?」
 美紀子が様子を窺うような口調で聞いた。
「あ、ああ」
「ママが動いてるの?」
「うん」
「どんな感じ?」
「何が?」
「ママの中」
「うーん、ちょっときつい。このままだと、あんまり長持ち、しないかも」
「でも、まだまだ出来るでしょ?」
「多分」
 喜久夫の答え方は切れ切れで、それが余計に臨場感を出している。
「そのまま、続けながら聞いて」
「う、うん」
「本当はママとあなたを二人にして、それで私の代わりになって貰おうと思ったんだけど、それじゃ単なる浮気みたいなものじゃない。いっそのこと私が割り込んだら、三人一緒になると思ったんだ」
「う、うん」
「ねえ、覚悟してね」
「何だ?」
「あなたは私とママ、二人と結婚したのよ。だから、これからもずっと二人一緒に愛してね。ママとする時は私に知らせて。私とする時はママに伝えるから。勿論、三人とも家にいる時は三人一緒に愛し合うの。ねっ、素敵でしょ?」
 喜久夫はすぐに答えられなかった。暫くして電話に出たのは雅代だった。
「喜久夫さん、あんたの声聞きながらいっちゃったよ」
「えっ、もう。早過ぎない?」
「三人一緒にって想像して、興奮したみたいね」
「ああ、そうかも。じゃあ、一度切るわ。二度目を始めたら、また電話ちょうだい。出来れば十一時までに。明日の朝は四時起きだから」
「はいはい。今何時?」
「九時半よ」
「十一時ね。頑張ってみるわ」
「大丈夫。一時間もあれば、彼、元気になるわよ。ママとは今夜が初めてだし。じゃあ、電話待ってるね」
 電話を切った雅代が辺りを探したが、携帯を濡らさずに置けるような場所は見当たらなかった。仕方無く腰を上げる。喜久夫がスルッと抜け出し、雅代からこぼれ落ちた滴がゆっくりと湯の中に沈んで行った。
「さ、ベッドで休みましょう。十一時までに二度目を始めてって美紀子が言ってるから」
「また電話しながらするんですか?」
「ええ。飛行機が出ちゃったらもう話せないって」
 雅代の茂みに喜久夫がそっと口を寄せた。雅代はまだ湯船の中で立ったままである。
「そう言えば、さっきは何もしないで入れちゃったわね。今すぐ電話する?」
 雅代がクスッと笑いながら携帯を振って見せた。喜久夫が首を横に振り、舌の先で雅代の茂みをかき分けた。

---END---
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