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(原文:明美)
2 にヒロインAの名前を記入して下さい
(原文:亜矢子)
3 にヒーローの苗字を記入して下さい
(原文:安川)
4 にヒーローの名前を記入して下さい
(原文:治男)
[前編][後編]
[前編]
明美は朝からソワソワして落ち着かなかった。もう二度も部屋の掃除をしている。壁のシミがちょっと気になったが、雑巾で強く擦ってもその汚れは落ちなかった。
「ママに紹介したい人がいるんだ」
昨日、娘の亜矢子に言われた。
「紹介するって、ボーイフレンド?」
「ううん、ボーイフレンド位じゃ紹介なんて面倒くさいわよ。一緒になりたい人がいるの」
「ふうん、それでママに会わせようって?」
「うん」
「どんな人?」
「ちょっと年上なんだ」
「幾つ?」
「三十二」
「あんたが二十三だから、九つ上か。パパとママが七つ違いだったから、まあ似たようなものね」
明美の七つ違いの夫はもう十年前に他界していた。
「何してる人?」
「今は写真関係の会社に勤めてるの。でも若い頃はモデルだったんだって」
「モデルにも色々あるけど、どんなモデルだったの?」
「洋服とか、水着とか。ほら、よくスーパーなんかのチラシに載ってるじゃない。ああ言うの。昔のチラシ、結構沢山見せてくれた。そうだ、一枚貰ってあるから持って来るね」
亜矢子が駆け足で二階に上がっていった。明美は相手が元モデルと聞いてある男のことを思い出した。今三十二歳だとすると似たような年輩だった。
五年前、明美は親友の真智子に誘われて初めてホストクラブに行った。夫が突然のくも膜下出血で逝って五年。たまには気晴らしでもと真智子が強引に誘ったのである。
ホストクラブと言うことで明美は最初淫らなことを想像していたのだが、濃厚なチークダンスを踊っているカップルが目立つ程度で普通のナイトクラブと変わらなかった。違いは男前のホストが甲斐甲斐しく面倒を見てくれること。女が男を口説いていること位だった。
明美についたホストはどこかで見覚えのある顔だった。それを言うと男は笑いながら一枚のチラシを出して見せた。
「多分、これでしょう」
まさしくその通りだった。ちょうど秋冬物のバーゲンで、ニット姿のモデルがチラシのあちこちに写っている。目の前のホストその人だった。
「そうそう。これよ、これ」
それを機に話が弾み出した。この手のモデルのギャラは安く、それだけでは暮らして行けないこと。特に男のモデルは余程のことが無い限り有名になるチャンスは無いことなど、色気とは無関係な話しに花が咲いた。明美にはそれでも結構な気晴らしになった。
帰りしなにそのホストがさり気なく明美の電話番号を聞いた。少し迷った明美が貰った名刺の裏に番号と名前を書き留めて渡した。そのホストは代わりに新しい名刺を差し出した。
翌日、そのホストから電話が掛かって来た。安川と名乗られ、最初は誰だか分からず電話を切ろうとした。
「お忘れですか?昨日、クラブでお会いした」
そう言われてようやく明美が思い出した。
「ああ、昨日はありがとうございました。お陰様で楽しかったわ」
「こちらこそ、ありがとうございました。ところで、またお会いしたいと思いますが、ご迷惑ですか」
「それは構いませんけど、私、あんまりお酒強くないし、昨日初めてああ言うところに行ったんです」
「いえ、営業で掛けてる訳じゃないんです。何かもう少しお話がしたいなって思ったんですが、ご迷惑ですか?」
「いえ、そう言う訳じゃ」
正直なところ明美は迷っていた。安川の印象は悪くない。ベタベタした感じが無く、どちらかと言えば接客には不向きと思えるくらい無愛想だった。ただ、言葉遣いの端々に優しさが滲み出ていた。
「いいわよ」
明美が思い切ってそう答えた。きっかけはどうあれ男と女。当然行き着く先も心にしまい込んだ上での承諾だった。
「ありがとう。じゃあ、これからいかがですか?」
時計を見ると三時過ぎだった。在宅で翻訳の仕事を受けている明美には時間に余裕があった。幸い急ぎの仕事は入っていない。
「随分せっかちね。いいわ。どこに行けばいいの?」
安川は副都心のホテルのラウンジを指定した。ホテルと言われて一瞬明美が躊躇した。彼のような男なら駄目元で部屋を取っておいても不思議ではない。
「分かりました。四時前には伺います」
明美は安川がどう言うふうに自分を口説くのか、あれこれ想像を巡らせた。安川は三十前だから明美とは十歳以上歳が離れている。その年齢差が明美に幾分気持ちの上での余裕を与えていた。
ホテルのラウンジに着くと安川が立ち上がって明美を出迎えた。地味な背広姿なので明美が驚いた。もっと着飾って来ると思っていたのである。控えめな服で来て良かったと胸を撫で下ろした。
「食事にはまだ早いから、お茶でも飲みましょうか」
ティーラウンジでの会話は安川の仕事のこと、明美の今の暮らしなど、まるで久しぶりに会った小学時代の同級生のようにたわいも無いものだった。明美は旦那が五年前に病気で世を去り、今は娘と二人暮らしだとさり気なく伝えた。全然口説いて来る様子の無い安川への密かなメッセージの積もりだった。
「朝食はルームサービスにしましょうか?」
突然安川に言われて明美が面食らった。まだ何も、夕食をどこで摂るかも決めていなかったのである。
「朝食って、ここでって言う意味?」
「ええ」
安川がポケットからルームキーを取り出して明美に手渡そうとした。それが余りにも自然な仕草だったので明美は弾みで受け取ってしまった。
「さ、行きましょう」
会計をサインだけで済ませ、安川が先に立ってエレベーターに向かった。キーを握った明美が慌てて後を追う。ちょうどドアが開いて安川が先に乗り込んだ。明美の後でドアが閉まった。
明美は何も言わず、エレベーターのランプが次々と上がって行くのを目で追っていた。部屋の前まで来て明美からキーを受け取った安川がドアを開け、どうぞと手で示す。部屋はダブルだった。
ベッドに腰掛けた明美がきつい目で安川を睨んだ。
「これが貴方のやり口なの?」
ニコッと笑った安川が手早くポットのお湯を茶碗に注ぎ、暫く冷ましてからティーバッグを入れた。
「随分自信たっぷりなのね」
安川は答えずに茶碗を差し出した。
「私が付いて来なかったら、どうするつもりだったの?」
初めて安川が口を開いた。
「でも、こうして貴女は来た。それで十分じゃないですか?」
明美は二の句が継げなかった。確かに来たくなかったらそのまま帰ってしまえばよかったのである。心のどこかに期待があったから、それが嫌ではなかったからズルズルついて来てしまったのは確かだった。嫌ではない証拠に、明美はお気に入りの下着の中から念入りに選んで身に着けて来ている。
「食事の前にお風呂にしますか?」
自然な口調で安川が聞いた。明美が開き直った。
「そうするわ。洗ってくれる」
「勿論」
明美は自分で着ているものを脱ぎ始めた。安川がそれを一つ一つ受け取ってハンガーに掛けて行く。下着はきちんと伸ばしてベッドの上に置いた。
「どうぞ」
驚いたことに湯船には既に湯がはられていた。手を入れてみると適度なぬるさだった。多分、待ち合わせの前に準備しておいたのだろう。明美が湯船に入ると安川が下着一枚で入って来た。黒のビキニブリーフがかえって艶めかしい。
安川がボディーソープを湯船に注ぎ込んだ。手でかき回すとすぐに泡が立ち始める。安川が髪の毛を濡らさないように気を使いながら明美の手を取ってスポンジで擦り始めた。
明美は安川の態度を注意深く見守っていた。安川は明美の体を洗うことに専念している。今までの男だったら洗うのもそこそこに胸や腰に手を伸ばして来たものだが、安川は脇の下から首筋、背中へと丹念にスポンジを動かして行く。胸に手が来ても動作は全然変わらなかった。安川は明美を湯船から出させ、腰から足の指まで丁寧に洗って行く。最後に尻の間から襞の中まで指が入って来たが、全く嫌らしい感じがしなかった。
「髪は寝る前の方がいいね?」
これから食事に出掛けると言う配慮だろう。安川は明美の体から丁寧に泡を落とし、バスタオルで拭い始めた。
「食事に出よう」
そう言われて明美が振り返った。
「今度は貴方の番よ」
明美がスポンジを手に取ると安川が首を横に振った。
「また濡れてしまう」
「いいの」
安川がブリーフを下ろして湯船に入った。湯を取り替えなかったのが一瞬気になった明美だが、安川は全然気にしていないようだった。一瞬見えた安川の体はまだ緊張していなかった。
「立って」
明美がスポンジで背中を擦り始める。その拍子に安川の前が何度も揺れた。今までの経験から判断すると、どちらかと言えば小振りだなと思った。形も優しい感じがした。
最後に明美が手の平で前を洗い始めると、それが急に膨らみ始めた。驚く明美の手の中で、それは思いも掛けない大きさになってしまった。
「凄い」
思わず明美が呟いた。安川は何も言わなかった。
お互いの体を拭き、ベッドに戻ると明美が仰向けに寝ころんだ。
「ねえ、このままじゃ出掛けられない」
明美は戸惑っていた。腰が疼いて立っているのがやっとだった。体の芯が熱く、どうしようも無いくらい濡れてしまっている自分が恥ずかしかった。
安川がベッドに腰掛けるとそっと口付けして来た。長いキスの後、その唇が喉から胸元へと降りて行く。脇腹を責められ、明美が大きな声を上げた。そこに唇を当てたのは安川が初めてだった。
明美の体に五年ぶりで男が入って来た。夫の死後、機会が無かった訳ではないが、何となく遠ざかってしまっていたのである。久しぶりのせいか、押し広げられる時に痛みさえ覚えた。それを察したのか安川が緩やかな動きになった。ようやく全てが収まり、明美が安川にしがみついた。
「変ね」
明美が安川の耳元で呟いた。
「何が?」
「だって、私達、昨日会ったばかりなのよ。なのに今こうなってる」
「なる人とはこんなもの。ならない人とは何年経っても何も起きない」
「私、こんなおばさんよ」
「自分じゃそう思ってないくせに」
「そんなことないわよ。せめてあと五つ若かったらなあ」
「体も気持ちもそれより若いよ」
安川は殆ど動いていない。それでも明美はどんどん気持ちが高まって来た。
「あっ」
動く変わりに安川は休まずに明美の中で律動させている。それに応じて明美もリズミカルに安川を締め付ける。そのまま明美は登り詰めてしまった。
登り詰めたと思った次の瞬間、安川が勢いよく腰を回し始めた。不意を突かれた明美が更なる高みへと押し上げられて行く。そのまま明美は何も見えなくなり、燃え上がる熱い流れに身を任せて行った。
気が付くと安川の顔が目の前にあった。軽く口付けされるとまた体が反応する。安川がまだ留まっているのを感じてもう一度目をつぶった。
「こんなの初めて」
答えの変わりに安川がもう一度口付けした。
「腰が抜けてしまったみたい」
「少し休んでから食事に行こうか」
「ちょっと待って。もう少しこのままでいたい」
そっと手で探った明美が目を剥いた。
「つけてないの?」
安川が笑って頷いた。
「大丈夫、まだイッてないから」
「それでも」
「一度も失敗したこと無いから」
なおも半信半疑な明美に安川がゆっくり体を離し始めた。
「ああ」
明美が切なそうに声を上げる。出て来たものを安川は明美の顔の前に持って来た。
「どう、匂わないでしょう?」
明美が嫌な顔をした。確かに匂って来るのは甘酸っぱい自分の匂いだけで男の匂いは全く感じられない。それでも百パーセント安心とは言えないが、安川の言葉を信じることにした。
「自分の匂いって、嫌ね」
明美が照れたように言った。
食事の後で再び一つになった。明美は最早痛みを感じなかった。それを察した安川が様々なスタイルで明美を気絶するまで責め続けた。ゴムをつけた安川がその日初めて達したのは十二時過ぎだった。それまでの三時間、安川は辛抱強く明美を抱き続けたのである。
「壊れそう」
我に返った明美がおぼつかない口取りでそう呟いた。
次の日、明美は自分が支払うつもりでいたのだが、安川は笑ってカードで済ませてしまった。
「言ったでしょう、営業じゃないって」
明美を駅まで送った安川はいともあっさり別れていった。そんな安川に明美はまるで鎖でつながれたような自分を感じた。
明美と安川の付き合いはそれから二年以上続いた。会うのは大体週に二度。時には二人で旅行に出ることもあった。明美に恋人がいることは娘にも知られていたが、敢えて会わせることは無かった。今の関係にはいずれ終止符が打たれる。口には出さずとも二人にはそれが分かっていた。
別れは唐突にやって来た。安川がホストを辞めて就職し、最初の仕事で海外赴任になったのである。外国での連絡先を明美は聞かなかった。安川にもその気持ちが伝わったのだろう。何も言わず、二人は出発前の最後の晩を成田のホテルで過ごした。殆ど一睡もせずに愛し合った後、安川は後も振り返らずにゲートに入って行った。安川の乗った飛行機が飛び立つのを見送った明美の目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
[後編]
「ねえ、ママ。これよ。このチラシ」
娘の亜矢子が嬉しそうに持って来たチラシは明美が初めてクラブで見せられたものと全く同じだった。チラシの真ん中で安川が微笑んでいた。
「素敵な人ね」
「今はちょっと違うわよ。これ、五年前の写真だって」
「や、やっぱり亜矢子は面食いみたいね」
明美は安川と言いそうになって慌てて後をどうでもいい言葉で濁した。
「ねえ、明日、家に来て貰おうと思うんだけど、駄目?」
「えっ、明日なの。また急な話ね」
明美はどんな顔をして安川を迎えていいものか、あれこれ思い悩んだ。一口に駄目と言ってしまいたいのだが、その理由を話す訳には行かなかった。
「明日、昼ご飯に呼ぼうと思うんだけど、何か作って」
「う、うん」
結局明美は明日の来訪を承諾した。
朝早く起きて安川を迎えに行く娘を見送りながら、疼き始めた自分の体に何度も駄目と言い聞かせる明美だった。
玄関のチャイムが鳴った。勤めて冷静を保とうと努力しながら明美が玄関を開けた。亜矢子に腕を掴まれた安川が立っていた。やや肉が付き始めた体、彫りの深くなった顔。それ以外は三年前に別れた安川そのままだった。
「初めまして、安川です」
安川が驚いた顔をしなかったのが意外だった。
「は、初めまして。亜矢子の母です。どうぞお入りになって」
明美がお茶を出し、ぎこちない会話が始まった。喋るのはもっぱら亜矢子で、明美も安川も殆ど聞き役に回っている。やがて食事になり、会話も徐々に打ち解けて来た。
「あなた方、これからどうするの?」
明美が二人に午後の予定を聞いた。
「特に予定無いわ。ママに会わせるのが今日の大仕事だったんだから」
「それじゃ、今日は治男さんにのんびりして貰えば」
次の瞬間、明美はしまったと思った。明美が知るはずの無い安川の名前を呼んでしまったのである。亜矢子が聞き逃してくれることを必死で祈ったが、その願いも虚しく亜矢子が明美の顔をマジマジと覗き込んだ。
「ねえ、ママが何で彼の名前知ってるの?」
気まずい沈黙が三人を押し包んだ。
「もしかして、昔付き合ってた、私によく似た人って、ママのこと?」
亜矢子が安川の顔を穴の開くほど見詰めた。
「ちょっと待ってて」
明美が寝室から大きな封筒を一枚持って来た。
「これ見て」
出て来たのは亜矢子が見せたのと全く同じスーパーのチラシだった。亜矢子が下を向いて黙り込んだ。鼻をすすった。泣いているようだった。
「ここまで来ちゃって、もう引き返すことなんかできない」
亜矢子が自分の腹をそっと撫でた。ようやく明美が気付いた。亜矢子の腹が僅かに膨らんでいたのである。明美が亜矢子の肩を優しく撫でた。
「引き返す必要なんか無いわ。治男さんは亜矢子のもの。そりゃあ昔、色々あったけど、それはそれ、もう終わったことよ」
亜矢子が顔を上げて明美を睨んだ。
「それでママは平気なの?私だったら我慢できない」
「うーん、何も感じないって言ったら嘘になるかも知れないけど」
「でしょう?」
暫く考えてから明美が安川の顔を見た。
「今更どうにもならないけど、あなたの考えは?」
安川が二人を見比べた。
「本音を言っていいかな?」
「うん」
「言って」
「二人とも手放したくない」
「何ですって!」
明美が目を剥いた。亜矢子も安川をきつい目で睨み返した。
「それとも、二人とも諦めるか。二つに一つみたいな気がする」
「そんなの嫌。この子を父無し子にしないで」
亜矢子が腹を撫でながら叫んだ。
「私がどこか遠くに引っ越そうか?」
明美がポツリと言った。
「同じことよ。離れてたって気持ちは今でも通じてるんでしょ?」
亜矢子が食い下がる。
「まあね」
再び重苦しい沈黙が漂った。ようやく口を開いたのは亜矢子だった。顔を上げてはっきりと言った。
「今晩、治男さんが泊まっていけばいいのよ。こんなこと頭で幾ら考えても答えなんか出やしない。早い話、私の目の前でママが治男さんに抱かれても平気なら、それでいい訳でしょ?」
明美が気まずそうな顔で口を挟んだ。
「私のことは放っといて。これはあなた達の問題なんだから」
「駄目。隠れてコソコソなんかされたら、その方がよっぽど惨めだわ。そうならなくても、ずっとわだかまったままじゃない。それ位なら、いっそのこと目の前でママを抱いて貰った方がすっきりする」
明美が安川の顔を見た。娘の言う通り、このまま何もなく過ごして行くのは到底無理だと思った。
結局、安川はその晩泊まって行くことになった。夕食は近所のレストランで済ませ、早めに戻って来る。そろそろいい時間になって来たのだが、誰も立ち上がろうとはしなかった。痺れを切らした亜矢子が安川に風呂に入るよう促した。安川がいなくなったところでようやく明美が口を開いた。
「本当に亜矢子はそれでいいの?」
「うん。最初はショックだったけど。でもママ、チラシ見せた時から気が付いてたんでしょ?」
「うん」
「じゃあ、昨日からずっと落ち着かなかったわね」
「どうしていいか、何て言っていいか分からなかったわよ。あんたがあんなに楽しそうにしてるのにさ」
「でも、よく考えてみたら、一つ肩の荷が下りたわ」
「何が?」
「私だけが結婚してさ、ママが独りになったら可哀想だって思ってたの」
「私も正直言っていい?」
「うん」
「あんたが片付いたら、治男さんのこと探してみようかなって思ってたのよ」
「彼、そんなによかった?」
「あんたが一番よく知ってるでしょう」
「えへへ」
亜矢子の笑いに女の色気が滲み出ていた。
「一つだけいいことあるかも」
「何?」
「私とママ、二人だったら、彼、絶対に浮気できないよね。お産の間が一番危ないんだって」
「ううん、お産の間に浮気するような男は最低。生まれるまでは大事にしてくれるわよ。むしろ子供が生まれて半年から一年くらいが一番危ないわね。でも、つわりが非道いと出産前でもやばいかな。私は軽かったから分からないけど」
「何で出産した後の方が危ないの?」
「母親はまだ子供の方に気持ちが行ってるから、なかなかその気にならないの。勿論、父親も子供は可愛いわよ。でも、下手すると生まれる前後一年近くセックス無しじゃない。肝腎の奥方様は育児で目一杯。出産の緊張が解けた半年目くらいが一番危ないと思うわ」
「それって、パパの場合?」
「私はちゃんとフォローしたわよ。お祖父ちゃんのこと」
「やだ、お祖父ちゃんって浮気したの?」
「うん、弟が生まれた後にね。その時は小さくて分からなかったけど」
「ふうん、その場になってみないと分からないけど、ママと一緒ならその辺も心配無いかな」
「治男さん、あのルックスで優しいんだから虫が付かない方が不思議よ。女って同性には案外残酷なの。じゃなかったら、子供が生まれた直後の男と不倫なんかしないわ」
「ママがいれば不倫する暇なんて無いわよ」
「かもね。まあ、私はあんた公認の不倫みたいなものだけど」
「言えてる。ところで今晩、どこで寝る?」
「私の部屋かな。ベッドも大きいし」
「そうね」
安川が風呂から上がって来た。二人の意味ありげな視線を浴びてばつの悪そうな顔で俯いた。明美が先に立ち上がった。
「さ、私達も入っちゃいましょう。治男さんはビールでも飲んで待ってて」
風呂から上がった二人が安川の手を引いて明美の寝室に入った。三人同時にガウンを脱ぎ捨て、安川を真ん中にベッドに横たわった。
「どう、両手に花のご気分は?」
明美が悪戯っぽく聞いた。
「これで浮気はできなくなったな。文句は無いけど」
「やだ、聞いてたの?」
明美が自分の方に伸びて来た安川の手を亜矢子の方に押し戻した。
「駄目よ。亜矢子が先」
やがて一つに重なった安川と亜矢子に明美が抱きついた。
「さっき言い忘れたけど、あなた達、レスになる心配無いわよ」
「レス?セックスレスってこと?」
「うん、セックスレスの夫婦って案外多いのよ。考えてみたら、死んだ旦那だって最初のうちだけだったから」
「ママったら、治男さんの前でそんなこと言わない方がいいわよ」
亜矢子が苦笑した。
「大丈夫、私はお釣りなの。デザートみたいなものね。メインディッシュは亜矢子、あなたよ」
そのデザートに治男の手が伸びて来た。明美がその手をそっと押し戻した。
---END---