禁断と背徳の体験告白
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官能小説

部屋違い|人妻・不倫・浮気

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部屋違い

読了目安 19分47秒

[作品No 8] 2022/ 1/ 3(Mon)
 玄関のチャイムが鳴った。今年大学を出て独り暮らしを始めたばかりの将人の部屋を尋ねて来る友達は殆どいない。こんな夜中に誰だろうと将人が首をひねりながらドアを開けた。
「たらいまあ」
 白いワンピース姿の女がヨロヨロと入って来た。
「どなた?」
「何とぼけたこと言ってるの。私よ、わ・た・し」
 将人はどこかで見覚えのある顔だと思った。年の頃は三十前後。長い髪が肩の少し下まで伸びている。スラッとした腰、やや小振りな胸。細面で顎がやや尖っていた。
「ボヤボヤしてないで、脱がせて」
 女はそう言うとワンピースのボタンを外し始めた。
 そうだ、時々エレベーターで会う女である。将人が女の顔を思い出した。多分一階か二階上に住んでいるのだろう。泥酔して階を間違えてしまったらしい。
「奥さん、部屋が違いますよ、部屋が」
 将人が押し留めるのも聞かず、女はワンピースを脱ぎ捨ててしまった。
「ほら、ホック外して」
 女が背中を向ける。将人が躊躇っていると自分でパンストを下ろし、更に下着も脱ぎ捨ててしまった。
「弱ったなあ」
 将人はブラのホックを外して受け取り、脱ぎ捨てられた衣服を全てソファーに掛けた。女がそのソファーに座ると大の字に体を伸ばす。僅かな茂みも、その奥の襞も、全てが将人の目に飛び込んで来た。女はそのまま寝息を立て始めた。
「やれやれ」
 向かいの椅子に腰掛けた将人が女を眺めながらため息をついた。こうして見るとなかなかいい女である。太からず細からず、肌はどこまでも透き通るように白い。小さな乳首はピンク色で少しめり込んでいる。茂みは申し訳程度。割れた襞も淡いピンク色だった。
「困ったなあ」
 将人が頭を掻いた。チャイムを鳴らして入って来たところを見ると独り暮らしではないだろう。だとするとこのまま泊めてしまう訳にも行かない。
 将人は寝室からタオルケットを持って来て女に掛けようとした。まさかこのまま裸で寝かせておく訳にも行かない。
「うーん」
 将人の気配を感じて女が手を伸ばした。まだ何も気付いていないらしい。将人の首に手を回して自分の方に引き寄せる。唇が顔中あちこちに押し付けられた。
「ちょっと」
 将人が女の手を静かに解いてソファーに寝かせた。タオルケットを掛け直すと女が静かな寝息を立て始める。ホッとした将人は冷蔵庫から缶ビールを出して一口飲んだ。
 一時間くらい寝ただろうか。女が体を起こした。しきりに頭を振っている。
「目が覚めた?」
 女が将人の声に驚いて振り向き、慌ててタオルケットで胸を隠した。
「誰っ?」
 女がきつい目で睨んだ。
「それはこっちが聞きたいな」
「えっ?」
 女が部屋の中を見回した。どうやら自分の家ではないことに気付いたらしい。
「ここ、どこ?」
「ここは僕の家」
「何で私がこんなとこにいるの?」
「さあ、僕にも分からない。チャイムが鳴ったんでドアを開けたら貴女が入って来たんですよ」
「それはそうと、何で私が裸なの?」
 女がますますきつい目になった。
「だって、入って来るなり自分でドンドン脱いじゃったんだから。仕方ないからそこに寝かせておいたんですよ」
「嘘、酔っぱらってるのをいいことに、あなたが無理矢理脱がせたんでしょ?」
「あのねえ」
 将人がうんざりした顔をした。
「こっちは寝るに寝られないで、貴女が起きるの待ってたんだから。大体、ベロベロに酔っぱらった女に悪さするなんて、俺の趣味じゃないよ。マグロなんか抱く気無いし」
「じゃあ、本当に私が自分で脱いだって言うの?」
「それだけじゃない。抱きつかれて困ったよ」
「信じられない」
「信じようと、信じまいと、こっちはどうでもいいけど。気が付いたんならさっさと服着て帰って欲しいな。親切にしてやってるのに、変に疑われちゃかなわない」
「本当に何もしなかったの?」
「くどいね。嘘だと思うなら、自分の体確かめて見れば」
 女が慌ててタオルケットの下に手を入れた。その手を鼻に持って行って臭いを嗅いだ。
「あなたの言うとおりみたいね」
「分かったらさっさと服着て、帰ってよ」
 将人が機嫌の悪い声で言った。
「ごめんなさい」
 女が頭を下げた。
「少しずつ思い出して来たわ。言われてみれば私、自分で脱いじゃったみたい」
「最初からそう言ってるでしょ」
「うん」
 女がソファーに掛けられた自分の服を見た。
「服、きちんと掛けておいてくれたのね」
「脱ぎ散らかしたからね」
「ありがとう」
 将人がスッと立ち上がって隣の寝室に消えた。女に服を着るように促したのである。暫くして女が寝室のドアを開いた。まだ何も身に着けていなかった。
「服、着れば」
「そうなんだけど」
 女はドアにもたれて立っているだけ。それ以上動こうとはしなかった。
「もう遅いから、帰った方がいいんじゃない?」
 将人がそう言っても女は動かない。
「俺、寝るよ。帰りたくなったら勝手に出てって。玄関の鍵はそのままでいいから」
 女の姿がドアから消えた。暫くすると居間の方からすすり泣く声が聞こえて来た。仕方なく将人が起き上がった。
「ごめんなさい」
 女はソファーに座って両手で顔を覆って泣いていた。まだ裸のままである。
「どうしたの?」
 将人が隣りに座ると女が将人の膝に顔を埋めた。
「私ね、今日は家に帰りたくないから、あんなに酔っぱらってたの。今、それ思い出しちゃった」
「何で帰りたくないの」
「私、昨日、見ちゃったの」
「何を?」
「うちの人がホテルに入るとこ」
「ああ、旦那の浮気か」
「ただの浮気ならまだいい。その相手が」
「相手が?」
「誰だったと思う。こともあろうに中学時代からの親友だったの」
 女はそう言うと声を上げて泣き出した。
「親友って、あなたの?」
 女が何度も頷いた。
「うーん、そりゃあショックかもなあ」
 ようやく泣きやんだ女が顔を上げた。
「帰りたくない」
「僕は構わないけど。ところでお宅、どこ?」
「私もそれ考えてたの。何か部屋の造りが似てるのよね。ここ、何階」
「十一階だよ」
「あっ、分かった。うちは十二階。一階間違えちゃったんだ」
「やっぱり上の人だったんだ。どうりで見たことあると思った」
「ねえ、一つ頼んでもいい?」
「何?」
「上に行って、部屋の灯りが点いてるかどうか、見て来て欲しいの」
「構わないけど」
「お願い」
「分かった」
 将人はパジャマの上にガウンを羽織って外に出た。将人の部屋は一番奥なので出てすぐに非常階段がある。音を立てないように階段を上がってすぐ上の部屋の前を通った。トイレの小窓から灯りが漏れていた。
「電気、点いてたよ」
 戻った将人がそう言うと女がため息をついた。
「そう、戻ってるんだ」
 時計は午前二時を指していた。このまま戻っても言い訳けしにくい時間である。
 女がバッグから携帯を取り出した。
「もしもし、私」
「何時だと思ってるんだ!」
 将人にも聞こえるほど大きな声で旦那が叫んだ。
「何で私が帰らないか、分かる?」
 相手が黙り込んだ。
「私、見ちゃったの」
「な、何を?」
「今日のお昼過ぎ、あなた、新宿にいたわよね」
「えっ、そんなとこに行ってない」
 電話の声が急に弱々しくなった。
「二人で腕組んで歩いてたわ。仲良さそうだった」
 返事は無かった。
「どこに入って行ったか、それもちゃんと見届けたわよ」
「今、どこにいるんだ?」
「友達のところ。あなたの知らない」
「今日は帰って来ないのか?」
「帰れる訳、ないでしょう!」
 女の口から嗚咽か漏れた。暫く沈黙が続いて女がようやく口を開いた。
「落ち着いたら戻ります。これからのことはそれから話しましょう」
 相手は答えなかった。暫く待って、女が携帯を切った。
「と言うことなんだけど、今晩、ここに泊まっても、いいかしら?」
 顔を上げた女は案外サッパリした顔付きになっていた。
「いいよ。ベッドは一つしかないけど」
「一つで十分よ」
 将人がちょっと嫌そうな顔をした。
「俺、そう言うの苦手だな。腹いせの相手なんかしたくない」
「無理にとは言わないわ。でも、誰かにメチャメチャにして欲しい気分なの」
「まあいいや。とにかく風呂に入れば」
「うん」
「ところで名前くらい聞いておこうか。俺、将人」
「上の表札見なかった?有香よ」
「オーケー、有香さん。お風呂どうぞ」
「ありがとう」
 立ち上がった有香が振り返った。
「一緒に入らない?」
「入ってもいいけど」
「じゃ、入ろう。私は散々見られちゃったし」
「見たんじゃないよ。見せられたんだよ」
「嫌だった?」
「そうでもないけど」
 有香が将人の方に寄って来た。
「腹いせじゃなくても、抱かれたくなっちゃった」
 将人が頷いて立ち上がった。突然転がり込んで来た相手だが満更でもない。大学時代に付き合っていた彼女とも別れて半年になる。その彼女より何倍もいい女だと思った。
 有香が将人のパジャマに手を掛けた。先にズボンが脱がされ、パンツも一緒に下ろされたのでポロンと前が露わになった。
「ふうん」
 有香が剥き出しになったものを眺めながら言った。
「何がふうんなの?」
「旦那も結構おっきいと思ってたけど、あなたの方が上かな」
「別に、普通でしょ」
「そうなの?」
 有香がしゃがみ込んで両手で挟んだ。鎌首を持ち上げると有香が目を剥いた。
「えっ、まだおっきくなるの?」
「うん」
 有香が両手で握りしめた。
「やっぱり、おっきいわ」
 有香が片手を離して口にくわえた。将人は一度風呂に入っているのでそのまま有香に委ねた。大胆なことをする割に口の使い方がぎこちなかった。
 簡単に風呂を済ませた二人がベッドに横になった。今度は将人が有香の脚の間に顔を埋める。小さな襞である。周りの肉が厚ぼったいので脚を伸ばせば一本の筋になってしまう。茂みも薄く、襞の上にボヤッとした塊になっていた。
 将人が口を付けても反応は弱かった。舌の先がベールをめくり、小さな粒を探り当てる。ようやく有香が腰をモジモジさせた。
 舌の先で探った入り口はかなりきつそうだった。入ってすぐのところで肉が盛り上がっている。両側の襞全体を唇に含み、思い切り吸い込むと有香が溜息をついた。
「ち、違う」
 どうやら旦那と比べているらしい。
 将人が有香の両足を振り上げた。すぐ目の前にすぼまった別の入り口が見える。舌の先を尖らせて少しだけ突き入れると有香が身悶えした。嫌がる様子が無いので将人が小指の先を押し込んでみた。
「あっ」
 有香が小さな声を上げた。
 将人が脱ぎ捨てたズボンに手を伸ばし、ポケットから小さなビニールの包みを取り出した。いざという時に備えて常にポケットの中に二つ三つ忍ばせてあるコンドームである。
「大丈夫よ」
 有香が気付いて将人の手を押さえた。
「リング入れてるの」
 将人が頷いてずり上がった。
「何か、ドキドキするわ」
 有香が顔を上げて覗き込んだ。
 将人がゆっくり腰を動かし始めた。まだ襞の間を前後するだけである。余り濡れていなかった有香が少しずつ潤い始めた。大きいという有香の言葉を信じれば優しくした方が良い。
 将人が先端を押し付けた。思ったより強めの抵抗がある。少し進むと有香が大きく息を吐いた。
「やっぱり、おっきい」
 柔らかな肉の襞が将人に巻き付いた。確かにきつかった。
「す、凄い」
 将人が一旦退き、もう一度同じところまで突き進んだ。
「あー」
 有香がしがみついて来る。その動きを何度も繰り返すとヌルッという感じが強くなった。将人が更に奥へとこじ入れる。進んでもきつさは入り口と変わりない。ようやく先端が奥のコリッとした感触に届いた。
「な、何?」
 有香が戸惑ったような声で聞いた。
「何か、何か変」
 将人は笑いを堪えるのに苦労した。有香は本当に戸惑っている。思わぬところで自分自身のサイズが評価された。それも有香が生身の体で感じたものである。
 将人は決して巨砲の持ち主ではない。先端はやや太いが。長さは並より短めである。それとも、有香は旦那に長い間放っておかれて狭くなってしまったのだろうか?
「女の体は本当に感じるとお迎えに来るんだよ」
 大学時代の先輩がそんなことを言っていた。今の有香の体ばそれかも知れない。将人にとっても初めての経験だった。
 将人がゆっくり抜き差しを始めた。ただ単に前後に動いているだけなのだが、それでもしっかり密着しているので刺激は十分である。
「えっ、いや、うーん」
 有香が訳の分からない声を出し始めた。将人が入り口まで退くと更に大きな声を上げた。
「だ、駄目、変になっちゃう」
 絡み付いた襞がそよぎ始めた。見下ろす有香の顔が淡いピンクに染まっている。目をきつく閉じた眉根に深い皺が寄っていた。
「いっ、いく・・・・・・」
 有香が仰け反った。ただでさえきつい内部が将人を何度も締め付けた。先端に当たる肉の壁が盛り上がっているように思えた。
「ねえ、これが普通なの?」
 ようやく息を取り戻した有香が将人の目を覗き込んだ。
「だと思うけど」
「でも・・・・・・」
 有香が腰を振って将人を確かめた。
「まだいってないの?」
「うん」
「信じられない。あっ、駄目」
 将人がわざと有香を突き上げたのである。
「ちょっと休ませて」
 有香はまだ荒い息をしていた。将人が静かに腰を上げると切なそうにしがみついた。
「旦那が浮気してくれて良かったのかも」
 有香の目が変わっていた。
「何で良かったの?」
「でなかったら、あなたと、こうならなかったから」
 並んで寝ると有香が将人の前をまさぐり始めた。
「何か、これ、好きになっちゃった」
 有香がそう言いながら指で確かめた。
「浮気が楽しいのって、男だけじゃないのね」
「そんなもの?」
「うん。でも、あなたが特別だからかな?」
 有香がしっかり握りしめた。
「勿論、これだけじゃないわよ。あなたって、凄く優しいのね」
「さあ」
「私もそんなに大勢知らないけど、他の誰よりもあなたは優しいわ」
「うん。こうなって嫌われた子はいなかったなあ」
「でも、前の彼女とはどうして別れちゃったの?」
「大学出て実家に戻ったら縁談が来たんだって。最初は抵抗したらしいけど、結局親に押し切られちゃったみたい。ま、恋愛と結婚は別なんだろうね」
「その彼女、今頃後悔してるわよ」
「さあ、どうだか」
「実はね、私も見合い結婚なの。旦那の会社とか、年収とか考えて、こんなもんかなって決めたけど、結果はこの有様よ」
「そっか、俺もその辺をよく考えないと。まだ結婚は早いけど」
 有香が将人にのし掛かって来た。
「もう一度、いい?」
 将人が黙って頷くと握りしめたものを自分で宛がった。
「うまく入るかしら?」
 有香が上体を起こして将人を擦り付けた。将人が少しずつ飲み込まれて行った。
「うん、何か分かった感じ」
 女は男に抱かれると変わるものである。肌の張りや目の輝きがまるで違う。その姿を見上げながら、将人も下から回すような動きを加えた。
「違う、さっきとは違う」
 有香が腰を激しく前後に揺すった。
「い、いい・・・・・・」
 すぐに有香の内部が何度も収縮した。

 翌朝、将人が目覚めるとまだ有香がしがみついていた。既に七時を過ぎていた。
「そろそろ起きないと」
 有香はしがみついて離れない。
「あと三十分」
「駄目だよ。シャワー使う時間が無くなっちゃう」
 まさか有香の匂いプンプンで会社に行く訳にも行かない。
「うーん」
 暫く駄々をこねた有香がしぶしぶ起き上がった。
「ねえ、また旦那が浮気で出掛けたら、来てもいい?」
「いいよ」
 風呂場に入ると有香が将人の前を念入りに洗った。
「元気ね。やっぱり若い」
 朝食もそこそこに将人がマンションを出た。廊下に誰もいないのを確認してから有香を呼ぶ。別れ際に有香が軽く口付けをした。
 その晩、有香が訪ねて来ることはなかった。気になった将人が非常階段から上の階に上がってみる。ドアの前まで来ても争っているような声は聞こえなかった。
 それから数日は何事も起こらなかった。よりが戻ったかと将人が諦め掛けた頃、夜中に玄関のチャイムが鳴った。出てみると有香だった。
「いい?」
「うん、早く入って」
 マンションで近所付き合いが無いと言っても、誰に見られているか分からない。
「逢いたかった」
 ドアが閉まると有香が身体をぶつけて来た。
「旦那さんは?」
「今日は泊まりだって」
「話、どうなったの?」
「突き放しちゃったのよ。好きにすればって。旦那、暫く考え込んでたわ。帰りも早かった。でも、久子、あっ、浮気相手ね。そっちが我慢し切れなかったんじゃない?」
「それでいいの?」
「うん。旦那には全然未練無し」
「弱ったなあ」
「あなたは弱ることないわよ。勿論、あなたに彼女が出来たら身を退くから」
「そう言う問題じゃなく」
「いいの。いずれ旦那も久子も煮詰まって結論出すでしょ。久子だって私と同い年だから、そうそう長いこと引きずる訳には行かないはずよ。来年三十なんだから」
 有香が服を脱ぎ始めた。
「ねえ、迷惑?」
「ううん、俺の方は全然。有香さんの方が心配」
「ありがと。私は大丈夫よ。実はね、うちの人、私と別れる訳には行かないのよ。何しろ会社の専務が仲人だから。もし別れるなんて言ったら大変」
 服を脱ぎ終わった有香が将人の部屋着に手を掛けた。
「さ、脱いで」
 有香の明るさに戸惑いながら将人も裸になった。すぐに有香がしゃがんで将人を口に含んだ。
 いざとなれば女は強い。吹っ切れたのだろう。口の使い方まで変わっていた。遠慮がちだったこの間とは大違いである。舌がクルクル回り、指先が後ろの穴を撫で始めた。
 有香自身は旦那と別れるなんてあり得ないと言っているが、話がこじれればそれも怪しいものである。このまま続けたら、有香はますます将人にのめり込んで来そうな気がした。六つ年上でバツイチになるかも知れない有香。将人がその顔をジッと覗き込んだ。ま、それも悪くないか?
 この間結ばれたことで将人自身にも有香に対する淡い気持ちが芽生え始めている。結婚する、しないは別として、暫く付き合ってもいいかな?そう思いながら有香の顔を腰から引き離した。立ち上がらせて口付けすると有香が驚いたような顔をした。
「平気なの?」
 今まで将人を口に含んでいたことが気になるらしい。
「うん、全然」
「変な人」
「有香さんだって平気でしょ?」
 有香も自分の滴でベトベトになった将人を平気で口に含む。
 将人が有香の身体を抱え上げ、ベッドに寝かせた。そのまま顔を脚の間に埋める。将人が後ろのすぼまった入り口に唇を押し当てた。
「そっちは止めておいてね」
 有香が照れたように笑った。
「あなたの、大きすぎるから」
 どんな形になろうと有香とは暫く続きそうである。これから一悶着も二悶着もありそうだが、全てを受け止めようと将人が覚悟を決めた。

---END---
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