禁断と背徳の体験告白
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官能小説

黒い悪夢|痴漢・強要・レイプ

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※痴漢・強要・レイプは重大な性犯罪です。絶対に真似しないで下さい!
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黒い悪夢

読了目安 25分40秒

[作品No 3] 2020/ 1/ 2(Thu)
(1)
嵐は突然、やって来た。
東の空が薄暗くなってきたなと思っているうちに風が出て、波が高くなっていた。
そうして気がついた時には、プレジャーボートに乗っていた長谷川若菜、恵一の姉弟は、荒れ狂う海に揉まれていたのである。
「ね、姉ちゃん。やばいんじゃない、これ?」
「分かってる!あんたは、投げ出されないようにしてなさい!」
四級船舶士の免許しかない若菜に、大波をしのぐ技術などない。最近のボートは丈夫に出来ていて、滅多に沈む事もないが、さすがに今の状況は危ないと言わざるを得なかった。

「港、どっちだろう」
若菜は波に揉まれて、方向感覚が狂っていた。コンパスを見ても、次の瞬間には船の向きが変わるので、どうしようもない。
視界は三十メートルを切り、他船との衝突の危険すら出ている。
湾内からはそう離れていないはずなので、少しでも晴れ間が出れば、東西南北くらいは分かるのだが、今も雨は激しく降り続け、風が吹き荒れているために、姉弟は船ごと海に翻弄されるばかりだった。

「恵一、無線で海保に連絡して」
「さっきからやってるけど・・・アンテナが折れてるみたいで、電波が飛ばないんだ」
「携帯は?」
「水を被って、アウト」
「ああ・・・本格的にやばいわね」
大波を被ると、船があり得ないほど傾いた。
すでに若菜も舵を握っているだけで、とても操船しているとは言えない有り様である。
こうなれば後は運を天に任せ、なるようにしかないと開き直るしかなかった。


(2)
恵一が空を見上げると、腹が立つほど青かった。
嵐に遭ってからすでに六時間ほど経っているが、姉弟は自分たちが今、どこに居るかも分からない状態である。

「・・・姉ちゃん、エンジンかかりそう?」
「駄目。エンジンカバーがどこかいっちゃってるから、オイルに水が混じったみたい」
荒れ狂う海と格闘したボートは、疲れ果ててただ波間を漂う筏の如きになっていた。
舵こそ利くものの、推進力がいかれていては意味が無い。

「そうかあ。本格的に遭難だな、こりゃ」
「でも、命があっただけめっけもんよ」
実を言うと、姉弟はあまり悲観的ではなかった。
幸い怪我も無く、水と食料はある程度積んであるし、無線も携帯電話も壊れてしまったが、この船が離岸した事は港の管理人が知っているので、そろそろ捜索願を出してくれているだろう。
船が壊れて孤島に流れ着いたならば話は別だが、ここはそれほど港から離れていない、日本の領海内なのである。
誰にも見つからず、ずっと漂流するという事は、まず考えられなかった。

「パパ、怒るだろうなあ。ボート壊しちゃって」
「俺も一緒に謝るからさ。あんまり落ち込むなよ」
しゅんとする姉を、恵一は励ました。
船は商社を営む父の持ち物で、数千万はする代物だった。
それを、船舶免許を取りたての若菜が借り出し、この有り様となったのだ。
父親は怒るに決まっている。

「くよくよしてても仕方が無いさ。姉ちゃん、お茶でも飲もうよ」
「あっ、私、コーラがいい」
クーラーバックからドリンクを出し、まったりとする姉弟。陽気が良いので二人とも水着姿だったが、その様子はどこから見てもバカンス中という感じで、とても遭難しているとは思えなかった。

「ん?姉ちゃん、あそこ見て」
「なあに?鯨でも見えた?あっ、あれは・・・」
船首の右に、微かだが船のような物が見える。
若菜が双眼鏡であらためて見ると、それは貨物船だった。

「恵一、発煙筒」
「あいよ」
運が良い。姉弟は同じ事を思った。
「こっちへ来るよ。名前からして、外国船みたいだ」
「今ごろ望遠鏡で、美人の大和撫子を見て涎をたらしているかも」
「良く言うよ、まったく」
発煙筒が消えぬうちに、姉弟は貨物船に救助された。
これならば明るいうちに帰宅できそうだ。
この時、二人はそう考えていた。


(3)
「君たち、無事で何よりだったね」
貨物船の船長は、凄まじく聞き取りにくい英語で、そんな事を言った。
肌が浅黒く、口ひげを生やした五十前後の東南アジア系の外国人だが、どこか人懐こそうな顔をしていた。
「命を救っていただいて、ありがとうございます」
大学で英文科に通う若菜は、美しい英語でお礼を言いながら、船長と握手を交わす。
まだ高校生の恵一でも、挨拶程度の英語は出来るので、姉に続いて船長と握手を交わした。

「あの、それで海保には連絡を取ってもらえましたか?」
若菜が尋ねると、船長は目を泳がせ、
「ああ、しておいた。それで、この船で近くの港に送り届ける事になったよ」
と答え、口ひげを手で撫でつけた。何となく、気になる仕草だった。

「良かった。ありがとうございます」
「本当にありがとう。良かったな、姉ちゃん」
船長は喜ぶ姉弟を、目を細めて見つめている。そして、
「さあ、二人とも。船員用の部屋しかないが、しばしくつろいでくれたまえ。おい、お前、この子たちを部屋に案内しろ」
近くにいた黒人の船員に、案内を命じたのである。

「こっちだよ」
黒人船員は手招きをし、姉弟をいざなう。コンテナを積む大型貨物船だが、居住スペースは小さく、二人はすぐに部屋へ着いた。
「ありがとう。あなたの名前は?」
若菜が名前を尋ねると、
「ディドだ」
黒人船員は素っ気無く答え、部屋を出て行こうとする。

「あっ、待って。これ・・・少ないけど」
若菜は懐から財布を取り出し、一万円札を船員の手に握らせた。
「これは日本のお金で、米ドルで百二十ドルくらい。案内のお礼です」
米国への留学経験もある若菜は、チップの習慣は世界共通のものだと信じている。
だが、船員は目を吊り上げ、
「馬鹿にするな!」
と、叫んで、一万円札を床に叩きつけた。

「ひッ・・・」
若菜の顔が引きつった。褐色の肌を持つ船員は逞しく、力も強そうで恐ろしげである。
もし掴みかかられでもしたら、姉弟もろともひと捻りにされてしまうだろう。
「お前らアジア人は、俺たちを馬鹿にしているんだろう。あの船長と同じようにな」
「そんな事はありません」
身を竦ませながら、若菜は叫んだ。
普段、多民族との摩擦を経験しない日本人は、こういった時に弱い。
それは若菜だけでなく、恵一も同じだった。

「姉ちゃん、この人、何怒ってるんだ?」
「チップを差し上げたのが、気に入らなかったみたい」
「謝ろうよ。すごく怒ってる」
おろおろする姉弟を見て、船員は正気を取り戻したのか、少し落ち着いた風になり、
「まあ、その事はいい。ああ、言っとくが、港に着くまで、絶対に部屋から出るなよ」
と言い残し、部屋を出て行った。
後に残された二人は身を寄せ合い、ただただ呆然とするしかなかった。

「びっくりしたね・・・」
「うん。黒人って怖いな」
恵一は姉の肩を抱き、粗末なベッドに腰を下ろした。
座り心地は良くないが、あまり贅沢を言える身分でもないので、黙って毛布を姉の膝にかけてやる。

「どれくらいで、港に着くのかな。姉ちゃん、船長さんに聞いた?」
「ううん。でも、数時間程度じゃないかな。日本の領海内だし」
窓が無いのではっきりとは分からないが、貨物船は数ノットで航行しているらしい。
大型船ゆえ、速さは望むべくもないが、それでも今日中には日本へ帰れるだろう。
その安心感が若菜から緊張を解き、気持ちの緩みを誘った。


(4)
「・・・おしっこしたいな」
「え、今なんて?」
「おしっこよ。でもこの部屋、トイレが無いわ」
出るなと言われたこの部屋には、何とトイレが無かった。
たとえあったとしても、まさか弟が同室している前で、放尿するわけにはいかなかっただろうが、ともかく大問題が発生した事には間違いない。

「ちょっと、探してくるわ」
部屋のドアに手をかけた若菜に、恵一が追い縋る。
「俺もついていこうか?」
「馬鹿!あんた、レディの用足しについてくるつもりなの?」
「いや、だって、心配だし」
「子供じゃないのよ。あんたは部屋で待ってなさい」
そう言って若菜は廊下へ出ていった。

「大丈夫かな、姉ちゃん」
恵一はあの黒人船員の言葉が気になっている。
部屋から出るなと言われているのに、もし出ている所を見られでもしたら、また凄い剣幕で怒るかもしれない。
しかし、用を足すというのは生理現象であり、しない訳にもいかないのである。
恵一は一人残された室内で、ただぼんやりと待っているしかなかった。

一方、若菜は狭い廊下をひた歩き、それっぽい場所が無いか探していた。
「あ〜ん、漏れちゃうよぉ・・・」
尿意はもうそこまで来ている。
こんな所で粗相をすれば、それこそ大変な事になるではないか。
若菜は必死の思いで、何やら水の音のする部屋の前に行き着いた。

「ここかな?」
耳をすませると、さーっという水音が聞こえてくる。
若菜は意を決し、ドアを開けてみた。

すると──

「あっ・・・シャワー室?」
なんと、ドアを開けるなり若菜の目に飛び込んで来たのは、若くたくましい黒人船員たちのヌードだった。そう、ここはトイレではなく、シャワー室なのである。
「なんだ?水着の女がいるぜ」
「アジア系だ。日本人かな?」
照明がほとんどないため、彼らの体は闇に溶け込み、目だけがギラギラと光っている。
それを見て若菜は恐怖し、その場に竦んでしまった。

「お嬢ちゃん、何の用だい」
「この船に、女は居ない筈なんだが、まさか密航者?」
船員たちは顔を合わせ、不思議そうに話している。
「密航者だったら、どうするってんだよ」
「そりゃ、お前。ひと昔前だったら、素っ裸にして海に放り込むのさ」
へらへらと笑う船員たち。
中には子供のような若菜を目の前にして、男根を剥きつけてる輩もいた。

「あの、その・・・実はトイレを探してて」
しどろもどろになりつつ説明する若菜。船員は五人も居るだろうか、揃って胸板の厚い、逞しい男だった。
「トイレ?ああ、ここですればいい」
「そうだ。俺たちが見ててやる」
「そ、そんな・・・」
若菜がまごついていると、不意に後ろでドアの閉まる音がした。
それを合図に、シャワー室の中で人が蠢く気配がして、気がつけば若菜は誰かに足を掬われ、転倒していた。


(5)
「姉ちゃん、遅いな」
用を足しに行くと言って部屋を出た姉は、もう一時間も帰って来ない。
恵一も探しに行くべきかと思ったが、すれ違いになっては仕方が無いので、もう少し待ってみる事にした。
「ちょっと眠るかな」
遭難しかけたせいで、体が疲れていた。
恵一はベッドに横たわると、すうっと眠りに落ちていった。

「誰か助けて!」
シャワー室のドアを叩き、若菜は助けを求めていた。
着ていたはずの水着は毟り取られ、部屋の隅に転がっている。
そして、室内には裸の黒人船員が救いを求める女の姿を見て、笑っていた。

「誰も来ないよ、お嬢ちゃん」
「あきらめな。そんで、俺たちと遊ぼうぜ」
「いや、来ないで!ああ、助けて、恵一ぃ・・・」
勃起した男根を隠そうともせず、迫る船員たち。
いくら叫んでも、ここには若菜を救ってくれる物好きはいない。
か弱き獲物を弄ぶ、獣しかいないのである。

「触らないで!ああッ!」
誰かが若菜の腕を捻り上げた。凄まじい力である。
もとより華奢な女に対し、彼らは腕ずくで悪さをするつもりのようだ。

「アジア人って、小さいな。アソコも小さいのかな」
「今から試せるじゃないか」
「そうだな、さっそく教えていただこうか」
「駄目よ、やめて・・・あッ!」
節くれだった太い指が、尻の割れ目をなぞっている。
若菜は身震いし、そのおぞましさに思わず失禁してしまった。


(6)
(ん・・・姉ちゃん?)
夢うつつだった恵一は、知らぬうちにベッドに若菜がいる事に気づいた。
「起きたの」
「うん。姉ちゃん、今、何時?」
「もうすぐ七時よ」
「そうか。だいぶ寝ちゃったんだな・・・」

身を起こすと、恵一は若菜が毛布を身にまとっている事に気がついた。空調が効いているので寒いわけでもないのに、いやにしっかりと毛布を体に巻きつけている。
「どうした、姉ちゃん。寒いの?」
「ううん。そうじゃないのよ」
若菜は言いつつ、視線をそらした。
何かおかしいと感じた恵一は、隙を見て姉の毛布を奪った。すると──

「あッ!」
何と若菜は裸だった。しかも、体のあちこちにあざや擦り傷の跡が残っている。
一目見て、陵辱された──それも、複数の男によって・・・という事がありありと窺える。
「何があったんだよ、姉ちゃん・・・」
「見ないで・・・」
若菜はうつむき、自分の肩を抱いて涙を流す。
恵一はその様子を見て、姉が船員か誰かに乱暴されたのだと悟った。
さては、先ほど案内をしてくれたあの男か。恵一の顔が憤怒の色に染まる。

「あの黒人にやられたのか?姉ちゃん」
そう聞くと、若菜は首を振った。
「分からないのよ・・・トイレだと思って入った場所が、シャワー室だったの。そこにはたくさんの船員がいて・・・私を・・・うッ、うッ・・・」
若菜は大粒の涙を落としながら言った。
女として、これほどの辱めは無かった。

「ちくしょう・・・」
恵一は唸った。やはり、あの時、探しに行くべきだったのだ。
自分がのうのうと寝ている間、姉は黒人船員たちに輪姦されたのである。
その遣る瀬無さといったらどうだ。
いくら悔やんでも、悔やみきれない。
恵一は拳を握り締め、体を震わせている。

「ねえ、恵一。私は平気よ。だから、大人しくしててね」
不意に若菜がベッドから立ち上がった。
「何処へ行くんだよ、姉ちゃん」
「ごめんね。大人しくしてるのよ。私からのお願い・・・」
若菜は何も言わない。ただ目に涙をため、聞いてくれるなという顔をしていた。

「待ってよ、姉ちゃん」
恵一が若菜に縋ろうとした時、部屋のドアが開いた。
開けたのは、体の大きな黒人である。
「まだか。皆が待ってるんだが」
「すぐ行きます」
黒人はまず若菜を見て、次に恵一を見た。

「こいつが、さっき話してた弟か」
「そうです。弟はまだ小さくて、何も知らないの。だから早く行きましょう」
若菜は震える声で、黒人と何やら話している。英語を使っているので詳しくは分からないが、恵一が怒りを覚えるには十分な雰囲気だった。
「この野郎!お前か、姉ちゃんに乱暴したのは!」
気がつけば恵一は船員に掴みかかっていた。しかし、大人と子供ほどの体格差があるため、
「邪魔だ、こいつ」
と、手を上げた船員に、あっさりと叩き伏せられてしまう。惨めなほど、恵一は弱かった。

「暴力はやめて!お願いします!」
「こいつが先に手を出したんだ」
「弟は子供なの。私が謝ります。お願い・・・」
姉を助けに入ったつもりが、逆に助けられている。
恵一は己の脆弱さを呪い、無念の落涙を見せる有り様だった。

「来るんだ」
「分かりました」
黒人に肩を抱かれた全裸の若菜が、これからどんな目に遭うのかは想像に難くない。
だが恵一は、剥き出しの姉の尻が涙で歪むのを、ぼんやりと見続けているしかなかった。


(7)
ここで貨物船の素性を記しておかねばなるまい。船籍は東南アジアの小国。
コンテナ内には果物などが積み込まれ、船員を人件費の安いアフリカなどから調達している。
船長は根っからの差別主義者で、彼らをこき使う事しか考えてなかった。
そのため、アジア人は船員たちの憎悪の的だった。
特に、その的が若く美しい女であれば、彼らがどんな思いをぶつけるかは、誰の脳裏にも思い浮かぶであろう。

「うッ・・・ううッ・・・」
薄暗い部屋の中に、若菜は連れ込まれた。
室内は湿気と水の音。そう、若菜は再び、シャワー室に閉じ込められていた。
「ここなら、いくらやってもすぐ洗えるしな」
「それに、お嬢ちゃんが小便ちびっても、大丈夫だ。ハハハ」
船員たちは輪になり、勃起した男根をそれぞれ跪く若菜の顔の前に突き出し、しゃぶらせていた。都合、五本の男根を、若菜は形の良い唇で清めている。

「しっかり舐めないと、弟がどうなるか知らんぞ」
「分かってます。だから、弟には手を出さないで・・・」
若菜は気を入れ、薄汚い男根をねぶった。
今まで黒人のものなど口にした事はないが、その大きさといったらどうだろう。
若菜は肉塊の先から滲み出る、青臭い粘液を味わいながら思う。

しかも大きいだけでなく、固さもある。
日本人特有の骨のような固さではなく、ぎゅっと濃縮したゴムのような感触とでも言おうか、男根自体に底知れぬキャパシティを垣間見る事が出来るのだ。
(これで、私は今から・・・)
犯されるんだと思うと、身が竦んだ。
しかし、洋上で弟と二人きり。
助けを乞うにも、その相手がいないとくれば、若菜はそれを運命と割り切り、受け入れるしかなかった。

「今度はじっくりやらせてもらうからな。おい、尻を出せ」
「優しく・・・お願い・・・」
四つん這いになり、若菜は目を瞑った。
少しの間も無く、女孔を黒人の男根が遡ってくる。
ついと反射的に顔を上げ、嗚呼と喘ぎ声を漏らすと、
「俺のは、その可愛いお口でしゃぶるんだ」
と、別の黒人が、若菜に口唇愛撫をさせるのであった。

「姉ちゃん・・・」
再び姉が消えてから、もう二時間が経つ。
時刻は午後九時を回ったが、まだ港には着いていなかった。
「船員って、何人いるんだろう・・・ちくしょう、姉ちゃんはそいつら全員に・・・」
休む間も無く犯されているに違いない。
恵一は黒人に圧し掛かられる姉の姿を妄想し、ひとり身悶えていた。

もう何人目だろう。若菜は足をM字に割られながら考える。
全身が精液にまみれ、それだけで妊娠しそうだった。
十ヵ月後、自分とは肌の色の違う赤ちゃんを、産む事になるかもしれない。そう思うと、何だか悲しかった。
(恵一、恵一は大丈夫かな・・・)
思い余って、自分を探さなきゃいいけど。
若菜は膣内に何度目かの射精をされつつ、そんな事を思っていた。

その頃、恵一は船長に会うため、ブリッジへ向かっていた。
もちろん、姉を船員たちの暴力から救うためにである。
その途中で、あの最初に会った、ディドという男に出くわした。
「おい、お前。部屋を出るなと言っただろう」
ディドは恵一へ近づき、呆れたように言った。
しかし、恵一の様子に異変を見て取り、すぐに険しい顔つきになる。

「何かあったのか?そういえば、お姉さんが見当たらないが」
「姉ちゃんは・・・お前らの仲間にさらわれたんだ」
「何?詳しく話すんだ」
今にも泣き出しそうな恵一を励まし、ディドは尋ねるのであった。


(8)
激しい輪姦の後、若菜は船員たちの部屋へと連れられていった。
そこで、仕事を交代した別の船員数人に犯される事となったのだ。
「女だ」
「どうやって、この船に乗ったんだ?まあ、いい。やらせてもらおうぜ」
船員たちは若菜を見るとすぐにいきり立ったが、その中で一人の男がこんな事を言うのである。

「おいおい、あんまりやりすぎると、使い物にならなくなるぞ」
今までも散々、犯されているのだ。
無理をすれば、若菜は駄目になるかもしれないと彼は言っているらしい。

「じゃあ、どうする?」
「これを使おう。疲れの吹っ飛ぶ、例のやつさ」
男はそう言って、怪しい塗り薬を持ってきた。
やけに毒々しい、おおよそ薬とは思えぬ色をしている。

「ああ、それか。いいだろう。おい女、足を開け」
若菜は恐る恐る足を開いた。何をされるのだろう。今さらながら、怖くて仕方が無かった。
「お嬢ちゃん、これをここに塗ると、疲れ知らずの体になれるんだ。おまけに、快感もずっと続くのさ」
「こッ・・・怖い。まさか、麻薬・・・?」
ひいっと声を詰まらせる若菜。しかし、薬を塗った男の指は、すでに肉穴に入ってしまった。

「即効性だからすぐに効く。どうだ、お嬢ちゃん。ここが疼いてくるだろう?」
「ああ・・・酷い・・・」
男の言う通り、若菜の女穴全体がジンジンと妖しげに脈打っている。
逞しい異性が欲しいとでも言うように。

「濡れてきたぜ。お嬢ちゃん、こういう遊びは始めてかい?」
「うう・・・ううッ・・・」
若菜は目をうつろにし、足をもじもじとさせていた。そうしておいて男は、
「さあ、始めようぜ」
と言って、勃起した男根を放り出したのである。

若菜は頭の中で虹のような物を見ていた。
そして、全身を揉みしだかれるような快感がひっきりなしに来て、今までに経験の無い高みを味あわせてくれた。
男に塗られたのは、媚薬だろうか、その効果は絶大であった。

「ああ、アソコが溶けそう!誰でも良いから、ペニスをちょうだい!」
最早、その叫びは英語か日本語かも分からない。
若菜は両手に黒人の男根を握りつつ、淫らに腰を振った。
そして、狂いそうになるほど犯された。それでも自分の女穴が異性を求めるのが不思議で仕方が無かった。

黒人船員たちはたった一人の女を、何度も犯した。
長い船旅で女の肌を忘れかけていたような連中ばかりなので、それこそ若菜は便器のような扱いである。
次から次へと開いた穴へ船員たちはまたがり、思いのたけをぶつけた。
若菜は一時間もせぬうちに、膣内から泡立った子種を逆流させ、それでも自らその肉穴を開き、男根を望むのであった。


(9)
「姉ちゃん!」
不意に恵一の声がした。
若菜は一瞬、体を震わせたかと思うと、視線を宙に泳がせた。
「け、恵一・・・?」
ぼんやりとだが、部屋のドアが開いて、そこに弟がいる事が分かる。
若菜はほとんど無意識のうちに、そちらへ向かって歩いていた。
「待て、女。おい、お前は何なんだ?」
船員が恵一に詰め寄った時、その傍らから拳銃を持ったディドが現れた。そして、
「お前ら、何を考えてるんだ。これは、立派な犯罪だぞ」
と言って、船員たちの男根を縮み上がらせたのである。

港には海保と港湾関係者、それに恵一と若菜の父母が待っていた。
すわ遭難かという事で、マスコミも集まっているが、単に姉弟がプレジャーボートで遊んでいる時に波に揉まれ、外国船に助けられたという程度の話なので、さほどの人数ではなかった。

「これでお別れだ、ケイイチ」
「うん。色々とありがとう、ディド」
恵一は、あの黒人船員のディドと別れの握手をした。
彼がいなければ、今ごろどうなっていただろう。考えるだけで身震いがする。

「姉さんの事は取り返しがつかないが・・・謝っておいて欲しい」
「うん」
「それじゃあ」
タラップを上がり、ディドは船内に消えていく。
恵一はその姿を見送ってから、迎えに来てくれた父母の車に乗り込んだ。
もちろん、若菜も一緒である。

「いまだに私・・・あれが悪い夢のような気がするわ」
「そうだね」
恵一に寄りかかりながら、若菜は目を瞑った。荒淫の後で、体が激しく疲れていた。
「忘れよう・・・姉ちゃん」
「忘れられたら・・・ね」
凄まじい一日であった。遭難から始まり、若菜はおぞましい輪姦を経験し、恵一は姉が黒人どもに犯されるという悪夢を見せられた。
今だって地に足が着いているのに、その時の事がまざまざと甦ってきて、脳を焼く。

「十月十日したら、私・・・黒い肌の赤ちゃんを産むかも」
若菜は小声で呟いた。出来れば、父母には聞かせたくない話だからだ。

「その時は・・・俺と一緒に、どこか遠い街へ行こう」
「うふッ・・・じゃあ、その時はよろしくお願いね」
そう言うと若菜は父母に気づかれぬよう、恵一にキスをした。
まだ、媚薬の効果が残っているのかもしれないと、恵一は姉の唇の感触を確かめつつ、思う。

「あんた・・・私がやられてたとき、勃起してたでしょ」
若菜の問いに、恵一は肝を冷やした。
本当の事を言うと、恵一は確かに犯される姉を見て、激しく男根を勃起させていたのだ。
「気づいてたの?」
「そんな気がしただけよ」
若菜の手が弟の股間に伸びている。
しかも柔らかな手で、円を描くようにそこをまさぐるのだ。

「駄目な子ね。姉ちゃんがやられてるのを見て、ここを大きくするなんて」
「ああ、姉ちゃん・・・」
「おうちに帰ったら、たっぷりお仕置きしてあげないと・・・」
姉弟を乗せた車は港から遠のき、闇の中へ消えていく。
そして、翌日の新聞はこの遭難事故を、ベタ記事で載せるにとどまったのである。

---END---
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